外国人接客研修導入時の注意すべき3大ポイント②
外国人接客、英語接客の研修ニーズは、益々高まることが予想されますが、
研修を導入する際に、是非検討して頂きたいポイントがあります。
Contents
外国人接客研修導入時に注意すべき3大ポイント②
研修導入時に注意すべきポイントは3つ以上ありますが、ここでは3つに絞ってご紹介します。
1 貴社のサービスコンセプト(理想のサービス)を研修提供者にしっかり伝えること
2 研修を受けた後の受講者が、自身の成長だけに留まらず、現場で指導者的意識を持つことを見据えた研修内容になっていること
(=自立型教育企業を目指す)
3 研修を受けることで、研修翌日からの受講者一人一人の行動目標が明確になること
昨日ポイント1についてご説明いたしましたので、本日は、ポイント2についてご説明いたします。
受講者が指導者的意識を持つことを狙った研修内容になっていること
研修やセミナーを受講した人が、そこで得た気付きや学びをその後の仕事や生活に、
最も活かすことができるのは、どのような場合でしょうか。
それには、例えば、
報告義務を課す
ある社員が、仕事の一環で、セミナーを受講しました。
その社員は、受講したセミナーの報告書を上司へ提出することが求められています。
このような場合は、「ただ受講して終わり」の受講者より、セミナー内容が頭に入ります。
セミナーで得た情報を、上司にきちんと報告する必要があるのですから、当然です。
聞く姿勢が異なります。メモを取ります。報告書で強調すべきポイントを考えながら聞きます。
受講者の理解を深めるために、このような工夫をする研修は、実際にあります。
しかし、残念ながら、これは理想ではありません。
セミナーや研修を受ける真の目的
仕事に役に立つセミナーを受けるということは、
そのセミナーを受講する本当の目的は、
セミナーで得た学びや気づきを「翌日からの仕事に活かすこと」であるはずです。
「上司に報告すること」ではありません。
「上司に報告すること」は、あくまでも、得た学びをアウトプットすることによって、
- 上司が状況を確認できる
- 本人が学びを文字化することで、復習できる
この2点が目的です。
つまり、「仕事に活かすため」が本当の目的にはなっていない、ということです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
一番効果的なのは、
受講者自身に、自分が指導者的立場にいる(周りのお手本)と自覚していただくこと
周りの手本となって行動する自分を意識してもらうことが大切です。
実際の職場で指導者としての役割を持っているか否かは、関係ありません。
入社1年目の社員でも、この意識でセミナーを受講することは可能です。
例えば、
外国人接客研修の場合
可能であれば、スタッフの中で、お客さま対応力や英語力が、元々比較的ある方が受講することをお勧めします。
そのような方は、研修を受けることで外国人接客力が上がれば、現場に戻った後、他のスタッフに好影響を与える可能性が高いからです。
影響力を持つスタッフを一人ずつ増やしていくことができれば、スタッフ全員が研修を受講できない職場では特に効果があります。
つまり、
受講者が、現場に戻り、他スタッフに好影響を与える存在になることが重要です。
では、どのようにすれば、
受講者に、「指導者的視点(自分は周りのお手本になるという意識)」を持ってもらうことができるのでしょか??
研修内容
それにはやはり、研修内容や、講師による研修の進め方が大切です。
「現場に戻った受講者が、他スタッフに好影響を与える存在になること」を狙った研修になっているかどうかです。
注意点
ここで注意したいことは、
受講者に対して、直接的に「現場に戻ったら、指導者的視点をもって、他のスタッフの方の見本となってください!」と言えば良いという訳ではない、ということです。
研修やセミナーのプログラムの一つに、この内容を入れる必要がない場合があります。
ここは、研修提供者と意見交換を行い、臨機応変に決めてください。
まとめ
大切なことは、
「現場に戻った受講者が、他スタッフに好影響を与える存在になること」を狙った研修を選ぶことです。
update notice
最新の更新を
プッシュ通知で受け取る