今後の投資家の着目点「ビジョンの組織内浸透度」

※本記事は、2020年2月に書かれています。

今後の投資家の着目点「ビジョンの組織内浸透度」

今後の投資家の着目点「ビジョンの組織内浸透度」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、投資家は何に着目しているのでしょうか。

先行きが見通しにくいコロナ時代に買える銘柄、投資家が重視するのは非財務情報、特に従業員の満足度に着目する動きが広がっているようです。

コロナ時代に成長する企業の条件として、「従業員の満足度の高さ」が挙げられます。

環境変化が激しい状況を乗り越えるためには「経営者と従業員の価値観が合致することが重要」ということです。

※日経2020年5月20日

資産運用会社のアセットマネジメントOneの岩本誠一郎氏は、企業取材では「経営者の理念が従業員に浸透しているか」を重視するそうです。特に「景気が悪いときこそ、企業が持つ潜在力として重要」と。

 

that’s the vision.

グローバル人材教育においても、多様性を活かした強い組織創りにおいても、組織と個人両方にとって、「ビジョン設定と共有」が重要であるとお伝えしていますが、それは、「景気に耐えるため」が目的ではなく、「投資に値する企業になるため」でもなく、「お客さまや社会に対して、真の貢献をするため」「その力をつけるため」に必要な手順です。

ビジョン設定と共有は、企業にも、人財にとっても、非常に重要なのに、後回しにされがちでした。しかしこれは、例えるならば、人が、「すぐに病気にかかるわけではないから」と言い、健康に気をつけた生活を送らないことと似ています。

健康維持の大切さに気付かされるときは、大切な健康を失ったときです。ビジョン設定と共有の大切さに気付かされるときは、・・・考えたくもありません。

持続可能な発展を考えるならば、グローバル教育においても、すべての教育においても、基盤である「ビジョン設定と共有」を踏まえたモノを取り入れてください。教育を定着させるために必要な手順なので、疎かにすることなく。

これは「理想」なのではなく、持続可能な発展を考えると「必須」です。

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