外国人接客研修導入時の注意すべき3大ポイント③
外国人接客、英語接客の研修ニーズは、益々高まることが予想されますが、
研修を導入する際に、是非検討して頂きたいポイントがあります。
外国人接客研修導入時に注意すべき3大ポイント③
研修導入時に注意すべきポイントは3つ以上ありますが、ここでは3つに絞ってご紹介します。
1 貴社のサービスコンセプト(理想のサービス)を研修提供者にしっかり伝えること
2 研修を受けた後の受講者が、自身の成長だけに留まらず、現場で指導者的意識を持つことを見据えた研修内容になっていること
(=自立型教育企業を目指す)
3 研修を受けることで、研修翌日からの受講者一人一人の行動目標が明確になること
昨日ポイント2についてご説明いたしましたので、本日は、ポイント3についてご説明いたします。
翌日からの行動目標が明確になる研修内容になっていること
人は忘れる生き物です。
感動した映画を見ても、映画館を出て20歩あるけば、「今日の夕飯どうしよう」と考え始めています。
忘れることが悪いのではありません。
ただ、そういうものなのです、人間は。
良い研修を受けても
年間報酬1億円と言われる、世界一有名なカリスマ コーチ、アンソニー・ロビンズ。
クライアントには、マドンナ、マイケルジャクソン、ロナルド・レーガン大統領などがいたそうですが、
そのアンソニー・ロビンズさんの、講演料1億円、VIP席100万円というセミナーを受講し、
成功まっしぐら間違いなし!という投資をした人達でさえ、
1年後、その最高級のセミナーで立てた自身の「1年後の目標」を達成どころか、
目標を覚えていた人が5%しかいなかったと聞いたことがあります。
違いますよ!アンソニーのセミナーが悪いのではありません。
それほど、人間とは、忘れてしまうということが言いたいのです。
では、
研修やセミナーで得た学びや気づきを忘れることなく、
その後の仕事や人生に活かすには、
どうしたらよいのでしょうか?
具体的な行動目標をその場で設定する
これに尽きます。
研修やセミナーで、「具体的な行動目標をその場で設定する」、ここまで行うことが、とても重要なのです。
受講者に対してインプットだけ行い、受講者一人一人が、そのインプットを、どのようにアウトプットへ変えるかということを、
重要視していない研修提供者がいたら、文句を言っても良いと思います。
研修の「やりっぱなし」はいけません。
※セミナーでは状況によっては難しいこともあります。
具体的な行動目標とは
では、受講者に「具体的な行動目標を立ててください」と言えば、全員が適切な目標を立てるのでしょうか。
正しい目標設定とは、意外に難しいものです。
パッと思いついて、紙に書けるものではありません。
例えば、
惜しい目標設定
「夏までに痩せて、水着が似合う体型になる!!」
という目標、よく見かけると思いますが、これは、目標というより、「宣言」です。
「私は絶対痩せます!頑張ります!どう頑張るかはケセラセラ!なるようになります!とにかく頑張ります!」…です。
確かに、「宣言」も大切なのですが、目標を叶えるための目標設定は、もっと細かく考える必要があります。
「夏までに痩せて、水着が似合う体型になる!!」という理想を叶えるための目標設定には、
- 理由が必要です
なぜ痩せなければいけないのですか?
なぜ「夏までに」なのですか?
痩せなければ何がいけないのですか?
夏までに痩せたら、どんな素敵なことが待っているのですか?
などと、その理想を叶える理由を明確にすることが第一ステップです。
- 具体的な行動
次に、その理想を達成するための具体的な行動を挙げます。
この行動が、「まだ具体的になりきれていない」受講者は多いので、行動目標を他者にチェックしてもらえると良いですね。
- いつ
「夏までに」とは、何月何日までですか?
設定した行動目標は、いつ行うのですか?
中間チェックは行いますか?いつ行いますか?(誰が行いますか?どのように行いますか?)
このようなことを踏まえて、研修の場で目標設定まで出来ると良いですね。
社内の研修ではなく、外部の研修を使うときは、人事担当者は研修提供者と、
目標設定についての認識合わせを行う必要があります。
目標設定についての認識合わせとは
例えば、
- 会社としてはどのような目標を受講者に設定して欲しいと思っているのか
- 受講者が設定した行動目標を、どのように事後サポートするのか
ということを、研修提供者と相互確認すると良いですね。
まとめ
大切なことは、
現場に戻った受講者が、
研修で得た学びや気づきを、どのように自分なりの行動に結びつけるか、
ここが明確になって終わる研修を選ぶことです。
「夏までに痩せるぞー!」「頑張るぞー!」ではダメです。
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