「これからは女性の時代」に疑問 大きな勘違いに気づきましたか?
「これからは女性の時代」という言葉を目にすることがあります。
私は女性ですが、違和感を感じます。
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「これからは女性の時代」に疑問 大きな勘違いに気づきましたか?
「これからは女性の時代」つまりそれは、女性に多いコミュニケーションスタイルや、母性から出る親身な寄り添い、そのような特徴が、これからの時代には求められる、ということだとは分かります。
しかしそれが、「これからは女性の時代」という大雑把な表現に収まることに、抵抗を感じてしまいます。
「女性の時代」という表現に隠されたもの
「これからは女性の時代」という表現の裏には、何があるのでしょうか?
例えば、これまで女性は差別され、尊重されてこなかった過去があるので、これからは、世界中の過去・現在の女性達がこれまでに受けた苦しみを、男性より優位に立つという形で、社会にぶつけたいのでしょうか?no?
例えば、これまでは女性というだけで、能力があっても任されてこなかったので、女性だってできるんだ!ということを、男性や社会に対して証明したいのでしょうか?no?
例えば、これまでの男尊女卑で、自信を失った女性たちが自信を取り戻し、自分たちの可能性を信じて動き出せるよう、第三者が女性の前向きな気持ちを引き出したいのでしょうか?no?
「男性の時代は終わったよ」と、暗に言いたいのでしょうか??
「これからは男性より女性の能力の方が必要なのだ」と言うことでしょうか??
「女性も活躍する時がきます」などという表現では、ダメなのでしょうか。
「女性の時代」と表現しなければ、ダメなのでしょうか。
誰がどのように感じるのか?
「これからは女性の時代」と聞いて、男性はどのように感じるのでしょうか。
歴史を見ると、男性にとっても「男尊女卑」という過去があるので、大人の対応で、黙って聞いているのでしょうか?
たしかに、女性に多く見られる特徴が、これから求められるであろうことは分かります。
私の周りの尊敬できるリーダーに、それらの特徴があります。
でも、彼らは男性です。女性もいます。
過去、私が最も尊敬した外国人リーダーは、同僚とのコミュニケーションに長け、顧客や同僚に寄り添った仕事を、安定的にしており、周囲から高い評価を得ていました。
その人は、女性の心をもち、男性の特徴がある体をもっています。
「これからは女性の時代」なんて、言わないでください。
その言葉は、誰の耳に入っていくのですか?
聞いた人たちに、どのような感情を抱かせているのですか?
なるべく多くの優秀な人達を前向きにする言葉なのですか?
社会を構成するのは、女性or男性なのですか?
should deepen my knowledge.
男尊女卑の過去は、多くの女性を苦しめました。
現代でもまだしっかりと残っている考え方です。
でも、そういう歴史を経て、今の社会があります。
should expand my viewpoint.
苦しんだ女性たちの存在のおかげで、大切なモノに気付いた現代の女性がいます。
男尊女卑を疑う余地のない社会で過去を積み上げてきた男性たちのおかげで、今の社会があります。
お互いがいたから、今があります。
should stop playing the victim.
女性たちが、自分の能力を「証明する」必要など、ありません。
誰に証明すれば良いのですか?
shouldn’t be ego-based.
男性たちに、男性の時代は終わったなどと「思わせる」必要はありません。
男性の時代が終わるのではなく、心豊かな人の時代になるのだけです。
過去の何に目を向け、心を配るのですか?
shouldn’t forget to appreciate.
「これからはあなたたちの時代よ」と、女性を「鼓舞する」必要はあるのでしょうか?
これからの時代を担うのは、女性か男性か、ではないはずです。
shouldn’t miss the point.
「あなたの時代が来た」と、他者が女性を目覚めさせる必要はあるのでしょうか?
そこには依存関係が生まれ兼ねません。
「何か」「だれか」のために、がむしゃらで道を進んでいけば、その過程で「自分が活躍する番」も「人の役に立つ幸せ」も得られているものです。
目覚めるべき人は、自分のタイミングで勝手に目覚めます。
let them learn from what you do.
「これからは女性の時代」という表現を使っている人、あなたが影響力ある人なら、その表現を考え直していただきたいです。
せっかくの正義感と責任感が、これから正しく社会に役立っていかないと感じます。
what’s your vision?
「誰かの時代」ではない
「素直に自己成長し、心も育て、 ビジョンを胸に、人々や社会の幸せを 願って生きてきた人たち」が、大切な役目を果たしていく時代です。
女性か男性か、ではありません。「誰かの時代」でもありません。
時代を引っ張る役割があり、支える役割もあります。
過去の男性と女性がそうだったように。
これからは、「みんなで創る時代」です。
「心豊かな人をリーダー」として。
女性のリーダーが増えたかどうか?
良い世の中が出来上がっていくならば、女性でも男性でも、その人数も、何でもいいと思います。
女性へ
「『これからは女性の時代』だから、私はこれから活躍できるんだ!」と考えるのは大雑把でしょう。根拠が見当たりません。
「男性を見返すために」がモチベーションならば、気持ちは分かりますが、その意識のままでは何もうまくいかないでしょう。モチベーションが一時高まって終わると予想できます。視点を高め、視野を広げ、感謝を知りたいと思います。
「これからは女性の時代」という言葉に惑わされて、ぬかるんだ地盤に気付かず歩き続けることは避けたいです。これからの時代で、自分が果たすべき役割を、自分の中で明確にすることが大切だと感じます。
時代が女性の道を創ってくれるのではありません。
「素直に自己成長し、ビジョンを胸に、人々や社会の幸せを願って生きてきた人たち」が時代を切り開く道を創り、結果、自分の道がついでに太くできあがっているだけです。
男性も、女性も関係なく。
今、その道が見当たらないのであれば、過去に人と群れ、道を切り開く努力を怠ったのかもしれません。everything was my choice.
その道が目の前にあるのであれば、過去の自分を褒め、引き続き「なにか」「誰か」のために、その力を使うだけです。これまでとは、力の使い方が変わるかもしれませんが、それが、「これからの時代」が始まる、という変化なのだと思います。
if you’re going the right way, just enjoy it.
グローバル環境に身を置き、仕事・生活をするのかどうか関係なく、グローバル環境で成果を出すために必要な人材としての基盤は、環境を選ばず大切なものだと思います。
globalization is not special anymore.
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