【学生たちへ】①当たり前は変わっていく、変えていく
※コラム【学生たちへ】は、これからの未来を創っていく若い方へ向けて書いています。
私は、グローバル人財基盤形成教育を行っているHiranoです。
どのような環境にいても、自分や仲間の魅力や能力を最大限に活かしながら、
実際に社会で活躍している人たちが持っている要素を分析し、教育に活かしています。
そんな私が、生徒や先生、保護者、社会人の受講者と関わる中で気づいたことを、コラムで紹介しています。
今日のテーマは、「当たり前は変わっていく、変えていく」です。
当たり前は変わっていく、変えていく
皆さんは、こんな経験をしたことはありますか?
人々や社会にとっての「本当の幸せ」を考えて、自分が「これが正しい!」と思うことや、
自分という人間をより良く活かすために、自分自身が「この方がいい!」と思うことを周りの大人に伝えたところ、
それらの意見を反対されたり、「う~ん・・・理想は分かるんだけどねぇ・・・」と難色を示された。
これは、今の時代を運営し、現実を良く知る大人だからこそ、その経験から言っているのでしょう。
ですから、反対意見を冷静に受入れ、「なるほど、そういう現実があるのか」と次へのステップにしていけば良いと思います。
しかし、ここで一つお伝えしたいことがあります。
それは、皆さんより随分年齢が上の大人の中にも、「この方がきっと世の中のためになる!」と主張しても、
周囲から反対され難色を示されている人がいる、ということです。
心の底から「世の中のため」を考えている人々の主張は、
往々にして「それが出来たら理想だよね~」で片付けられます。
今の時代の「常識」を作っているのは、過去を積み重ねてきた大人達ですから、
大多数の大人達に逆らう主張は、煙たがられます。
ですから、理想を追求し主張する人が大人だった場合、その大人の周りに味方となる大人は殆どいません。
しかし、その孤独な大人は、以下のように考えています。
「当たり前が変わっていけばいいだけのこと」
「理想で片付けるより、理想を現実に変えていく方が、いいに決まっている」
「そこを理想で片付けるから、発展しないんだけどなぁ・・・」
「まぁ、理想を追求しながらでも結果を出せると証明すればいいだけの話だ」
味方がいない割に、楽観的で、シンプルです。
そして、周囲への怒りや強制とは無縁です。
怒りや強制は、世の中を平和に導く上で、効果がないと分かっているからです。
楽観的に信じているのです。
必ず世の中はより良く変わっていく、と。
常識は変わる
数年前までの常識が、大勢から批判される非常識に変わっていることは多々あります。
少し前までは、タバコを吸わない人や子供にとって、臭いタバコの煙は「我慢するもの」でしたが、
今は、「受動喫煙はあってはならないこと」という常識に変わっています。
残業は「頑張っている証」から、
「従業員を守るために出来る限りなくすべきもの」に変わりました。
育児は「子供を抱っこし過ぎては甘えた大人に育ててしまう」から、
「沢山抱っこし愛情を表現しよう」に変わりました。
数年、10年、20年の話です。
変わるんです、常識は。
変えていくんです、世の中の流れを。
誰が?
「この方がいいのに」と思っている人が。
大人とか、子供とか、関係ないです。
周りの大人をよく観察する
理想を主張した時に、
「現実は難しいんだよ」と、その議論を簡単に終わらせる大人は、
往々にして、「今生きている自分のこと」にしか関心がありません。
自分たちが甘んじて受入れている現実を、未来を創る若者に残すことに対し、抵抗がないのです。
理想を叶える方法へと議論が進む大人を選んで関わりをもてるといいですね。