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「グローバル教育企画」完全手引き
本記事では、異文化理解やダイバーシティマネジメントなどのグローバル教育を企画する上で知っておいた方がよいことを記しています。
本記事を書いているのは、グローバル人材教育のコンサルタント・講師です。
グローバル教育も持続可能な発展を
持続可能な発展を目指すのは、グローバル教育分野でも同じです。
視野を広く持ち、本当の意味で「クライアントや社会のためになる」仕事でなければ、これから、教育も選ばれなくなっていきます。
日本企業、日本人、日本という国にとって、本当の意味で役に立つグローバル教育が、少しでも多くの人の元に届くことが大切です。
そのために、当サイトでは、グローバル教育を提供する側の視点で、グローバル教育を行う際のポイントをお伝えしています。
教育の企画4つのポイント
教育を企画する際のポイントは、以下4点です。
- スキル・語学・異文化教育に飛びつかない
- 受講者目線に合わせる
- 教育は上層部から下ろす
- 教育をいつまで外注するのかを決める
以下記事で解説しています。
グローバル人材教育
グローバル人材育成に最低限必要な教育は、グローバル人材の必須6要素を身につける内容です。
- 主体性(自分を知り、評価し大切にしている、主体的な姿勢や言動)
- ビジョン意識(目的意識、使命感、理想からの逆算行動)
- 多様性(異文化受容と理解、自文化に対する理解と思い、グローバルに対する認識)
- 協調性(成果が出る仕組み、チームの力の理解、コミュニケーション)
- 精神性(感謝・尊重・承認・思いやり・ビジョンに基づく行動・安定)
- 知識・スキル(語学力・専門知識・マナー・リーダーシップ・PDCA)
要素については、以下の記事で解説しています。
グローバル組織作り
多様性を活用しようと考える組織に必要なものは、以下3つの取組みです。
- 組織としての準備
- 日本人従業員の受入れ教育
- 外国籍従業員のための教育
以下記事にて解説しています。
真の異文化理解教育
本来、異文化理解教育を行う目的を正しく踏まえた内容にするためには、異文化情報やコミュニケーションスキルを学ぶに終始する教育にはなりません。
持続可能な発展を支える人材・組織が取り入れるべき異文化理解教育のポイントは以下6つです。
- 自分軸があることが前提(主体性)
- 異文化理解の目的(ビジョン)
- 人やチームが育つ環境の理解(協調性)
- 自文化を理解し、誇りを持って語る(自文化理解)
- 異文化の範囲(多様性)
- 異文化情報の理解(異文化理解)
6番のみの異文化理解教育には、持続効果を生む力も、持続可能な発展を支える人材を育てる力もありません。
以下記事で解説しています。
ロールプレイ教育
ロールプレイ教育のポイントは以下です。
- 「真の異文化教育」のポイントを踏まえていること
- ロールプレイのゴールと状況設定をする視点
- 相手役を受講者に任せすぎない
- 受講者の中に葛藤を生む
- 受講者の葛藤を正しく行動目標へ繋げる
以下記事で解説しています。
語学教育
英語などの語学教育では、以下を踏まえて行いましょう。
- 講師自身の「語学を使う目的意識とビジョン意識」
- 日本人がグローバルコミュニケーションにてぶち当たる壁
- 実践的な英語の語彙・イディオム量・表現
- 聞き取る力(リスニング・質問力)
- スピード感あるアウトプットと言い換え力・場数
以下記事にて、英語習得時のポイントについて解説しています。
グローバル教育の現状と研修会社の葛藤
持続可能な発展を支える人材・組織作りをサポートさせていただく上で、研修会社や講師が抱えている葛藤には、以下のようなものがあります。
- クライアントの意識
- 講師の意識
- 研修会社社内の上層部の意識
以下記事では、正直な状況を記しているため、様々な感想を持たれるかと思いますが、教育を企画する際のご参考になれば幸いです。
教育の内製化
強い組織を築くために、教育は可能な限り内製化できると良いと思います。