【グローバル人材リアルな学習法】実践で使える英語の必須3要素

この記事は以下の疑問にお応えしています。

・実際にグローバル環境で求められる英語を知りたい

・実践で役立つ効果的な英語の習得方法を知りたい

 

   記事を書いている私について

◆英語学習歴

  • 京都外国語大学英米語学科卒業
  • 留学経験なし
  • 習得した英語が実践で使えず愕然・・・。視点を変えた学習を模索。

 

◆視点を変えた学習を続けた結果

  • TOEIC700点➡900点台
  • 多国籍人材のマネジメント・採用・教育を20年以上経験
  • マネジメントが評価され責任者としてチームマネジメント

 

◆現在

  • 企業や学校でグローバル人材教育
  • グローバル教育の講師・英語教員への指導
  • グローバル組織創り教育は東京都公共事業に採用

 

自分の英語が実践で使えないことに愕然とし、焦りと悔しさを感じ、外国人の同僚から自分が正しく評価されていないという歯がゆさ、何もかもが嫌になった所から、英語の壁を乗り越えた私が「あの学習法は間違ってなかった!」と自信をもってお薦めできるリアルな学習法をご紹介します。

 

【グローバル人材リアルな学習法】実践で使える英語の必須3要素

【グローバル人材リアルな学習法】実践で使える英語の必須3要素

以下のテーマでお伝えします。

  • 日本人を取り巻く英語環境
  • 学校や独学で英語を学んだ日本人が、実際に多様な人種と働く上でぶち当たる壁
  • 実際グローバル人材が必要だと痛感している「英語力の中身」※必須3要素
  • 英語の壁を乗り越えたグローバル人材のリアルな学習法

 

※「グローバル人材」とは

本記事における「グローバル人材」とは、多国籍な人と関わりながら、成果を挙げ、前向きな気持ちで働く人のことを指しています。

 

グローバル人材を取り囲む環境

まずは、現状から確認します。

 

①日本の現状

◆生産年齢人口の減少

日本は他国と比較しても急速に少子高齢化が進行しており、生産年齢人口は1995年をピークとし、下の表のように、2030年には6,773万人、2060年には4,418万人にまで減少すると見込まれています。

 

◆外国人の増加

そのような中で、コロナ禍以前まで、以下が増加していました。

  • 来日外国人観光客
  • 外国人留学生
  • 技能実習生
  • 新在留資格「特定技能」の新設による特定技能労働者
  • 国際結婚
  • 技術・人文知識・国際業務
  • 永住者

 

令和2年末の在留外国人数は288万人で、8年ぶりに減少したものの、今後も増加が予想されます。

※参考:法務省 出入国在留管理庁「令和2年末現在における在留外国人数について」

 

 

コロナ禍の影響で、令和2年で留学生と技能実習生に減少が見られたものの、9年前(平成24年)から永住者、労働者、その他の在留資格においても、増加しています。

※参考:法務省 出入国在留管理庁「令和2年末現在における在留外国人数について」

 

日本の人口予想や進む国際化により、外国人との共存機会が増えると見込まれます。

 

◆多様な外国人との接点

20年以上前、私が仕事を始めた頃、日本で共に働いていた外国人は欧米人だけでしたが、そこから中国人、ベトナム人、韓国人と、様々な国籍のスタッフと働くようになりました。

 

在留外国人の国籍・地域別構成比は、以下の通り中国・ベトナム・韓国がベスト3です。

※参考:法務省 出入国在留管理庁「令和2年末現在における在留外国人数について」

 

 

②海外で働く日本人

一方で、海外へ出る日本人は、下の表の通り、長期滞在者(青)・永住者(赤)・合計(緑)共に増えています。

※参考:外務省「海外在留邦人数調査統計」令和3年版

 

国別に見ると、アメリカ・中国・オーストラリアと続きます。


令和2年
国(地域)名在留邦人数 (人)
1米国426,354
2中国111,769
3オーストラリア97,532
4タイ81,187
5カナダ70,937
6英国63,030
7ブラジル49,689
8ドイツ41,757
9韓国40,500
10フランス37,134

※参考:法務省 出入国在留管理庁「令和2年末現在における在留外国人数について」

 

③多様な英語が行き交う世界

文部科学省によると、世界人口における英語ネイティブは4億人。世界70億人のうち6%です。

一方、英語を公用語・準公用語等とする人口は21億人です。

世界の中で3~4人が英語を使っており、その中の3割程度が英語ネイティブ、7割近くがノンネイティブです。

世界の英語人口

 

つまり、世界にも、日本にも、多様な英語が行き交っているということです。

◆現状のポイント整理

  • 労働人口が減少する日本に外国人が多く来ている
  • 日本には様々な国籍の外国人がいる
  • 海外で生活・働く日本人が増えている
  • 英語ネイティブは世界の6%・英語を使う人の中の7割がノンネイティブ

 

 

日本人がぶち当たる壁

学校や独学で英語を学んだ日本人が、実際に多様な人種と働く上でぶち当たる壁は、主に4つです。

  1. 聞き取れない
  2. 単語の意味が分からない
  3. 言いたいことが言えない・言っても伝わらない
  4. 自信を失う・居場所がなくなる

 

聞き取れない

まず、聞き取れません。

日本人が聞き取りやすい美しい教科書英語を話す外国人は、ネイティブでも多くはありません。

ノンネイティブとなれば、尚更です。

たとえば、

  • 簡単なwaterという単語に、5通り以上の発音が行き交っていました
  • 英語とは思えない強いアクセントでまくし立てるように意見を言っている人もいました

 

そして、困ったことは、

  • 仕事場は英語を鍛えるための場ではないので、じっくり耳を澄まして聞き取る余裕がない
  • 聞き取れなかった音を書き留めておく余裕もない
  • 聞き取れていないのに、意見を求めらる
  • 「言った」「言わない」のやり取りが生まれる
  • 会話の波に乗れないと、そこで心にも仕事にも距離が生まれる

 

 

単語の意味が分からない

また、同じ事を言うにも何通りもの表現があり、その殆どが勉強した中で出会わなかったものばかりでした。

たとえば、

  • 「会議は明日に延期」という表現が10も20もありました
  • 「よく使う」と思って覚えた単語は実際使わず、新たに覚える単語が多くありました

 

それによって困るのは、

  • 確認作業に無駄な時間を使う、又、相手にも使わせる
  • 仕事のテンポが狂い、とにかくストレス

 

 

言いたいことが言えない・言っても伝わらない

「聞き取れて、自分の言いたいことが頭にある状態」にまで成長したら、次は、言いたいことが言えない・言っても伝わらない壁があります。

たとえば、

  • 言いたいことがあるのに、”yeah, I know.”以上が咄嗟に出てこない
  • 言えたと思ったら、単語選びを間違えたのか、伝わっていない

 

それによって困るのは、

  • 説得力・信頼間が保てない
  • 「もっとうまく伝えられたら・・・」という焦りや不甲斐なさを感じる

 

 

自信を失う・居場所がなくなる

この壁が続くことで、自信を失い、堂々と関係を築けず、仕事に影響を与える場合があります。

日本人はせっかち、外国人はゆっくりマイペースという印象があるかもしれませんが、働く外国人たちはせっかちな人は多くいますし、時間の無駄や、同じ作業の繰り返し、意味を見出せない習慣などに抵抗をもつ人は多いです。

そのような中、自分が、英語というツールの未熟さで悩まされるのは、悔しかったです。

 

◆日本人がぶち当たる壁 整理

  • 飛び交う英語を聞き取れない、理解できない
  • 理解できても、次は、言いたいことが咄嗟に言えない
  • 英語に慣れるまで仕事も外国人も待ってくれない
  • 英語力によって仲間との絆、説得力、成果が左右される
  • 人によってはストレスを感じ自己嫌悪、はがゆさ、逃げ出したくなる

 

 

実際グローバル人材が必要だと痛感している「英語力の中身」※必須3要素

  1. 実践的な英語の語彙・イディオム量・表現
  2. 聞き取る力(リスニング・質問力)
  3. スピード感あるアウトプットと言い換え力

 

実践で使える英語を身につけるために

  1. インプット(実践的な英語の語彙とイディオム・基礎力・リスニング)
  2. アウトプット(スピードと量・言い換え)
  3. マインドセット

 

①インプット(実践的な語彙とイディオム・基礎力)

私が実践的な英語を身につけた方法を3つご紹介します。

 

◇実践的な語彙とイディオム

自分に合った数多くの語彙とイディオムを根気よく身につけていくことが大切です。

◆HAPA英会話

◇お薦めポイント

  • 自然な表現・語彙・イディオムを数多く、少しずつストレスフリーで地道に身につけられる
  • メルマガの語彙・イディオムには「若者向け」「ビジネス向け」「カジュアル」「フォーマル」「全世代使える」などと説明があるので、自分に合った表現を適切に選べつつ、様々な表現も同時に学べる
  • 無料でも豊富な学習ツールが手に入る

 

◇活用方法

  • ほぼ毎日届くメルマガで1日1単語・フレーズを学ぶ(私は数年間分をエクセルにまとめ自分の単語帳を作っています)
  • YouTubeチャンネルで頻繁にアップされるお役立ち情報を視聴する
  • Blogに頻繁にアップされるお役立ち情報を読む
  • Podcastを聞く

無料なのにとても充実の内容で、お薦めです。有料で会員になり、コミュニティに入ることもできます。

HAPA英会話英語学習ブログはこちらから

 

◇教材も充実している

私のように自分で単語帳を作るのではなく、最初からフレーズ集を買っても良いと思います。

 

英会話に不慣れで、まずは集中的に会話の基礎力を身につけたい場合は、「30日間で英会話が話せる」というHAPA英会話の教材に取り組むのも良いと思います。

 

◆「ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550」

ある程度の基礎力(文法・語彙・イディオム・会話力)があり、ビジネス英語をすぐに学びたい人に向いている1冊です。

◇お薦めポイント

  • ビジネスですぐに使える厳選された表現が学べる
  • ビジネスパーソンが使う表現・語彙が一気に身につく
  • 表現が紹介されている場面設定は豊富で不足がない

 

◇活用方法

  • 環境に合わせ、自分が最も使いやすいフレーズだけをA4紙1枚程度にまとめ日常的に使うように心掛ける
  • 最初の1枚を使いこなせるようになったら、2枚目は難易度を上げた表現を選ぶ
  • 3枚目を作る頃には、自分なりの使い方ができるようになっている(場合がある)

 

◆「接客の英会話

接客英語をすぐに学びたい人に向いている1冊です。

◇お薦めポイント

  • ショップ・レストラン・トラブル対応の基本的な単語とフレーズが充分学べる
  • 状況設定が細かいので、あらゆる場面で使える
  • 基礎力がなくても、英語にはカタカナで読み方がふってある

 

◇活用方法

  • 字が大きく見やすいので、接客時は、指さしシートとして活用し外国人とコミュニケーションを取る
  • 業務の時系列に沿っていくつかの表現をピックアップしA4紙等にまとめ、すぐに活用できるようにし、スタッフ間で共有する

 

◆日経新聞 水曜日 夕刊「Step Up English」

時事ネタをサッと手軽に学べます。

◇お薦めポイント

  • 時事ネタ・ニュースな英語が短い記事に凝縮していて、すぐに会話に役立つ
  • 週1回(水曜日の夕刊)だけなので、無理なく続けられる

 

◇活用方法

  • 電子版でお気に入り記事として溜めておき、会う人の仕事に応じて読み直すとかなり役立つ
  • 紙面であれば切り抜いてファイルしても良い(色褪せる・縦長記事なので丁度良いファイルがない)

 

 

◇基礎力をつけるために

英語の基礎力があれば、覚えた語彙やイディオムも格段に使いこなしやすくなります。

私が実際に基礎力アップのために選んだのは、TOEICのための勉強ですが、資格としても使えるので一石二鳥でした。

TOEICが700点台から900点台になり、基礎力が上がったことで、学んだ語彙などを使いこなす幅の広がりを感じました。

◆アルクのTOEICシリーズ

これさえあれば、TOEIC学習は充実。
アルクのTOEIC®テスト通信講座

◇お薦め&活用ポイント

  • 自分のペースで学習を進められ、TOEIC試験前に何度も解き直せ、これだけあれば充分
  • 700点台の時に800点目標のテキストで学び900点台が取れたので、ちょっと無理かな?くらいの点数を目指すテキストに挑戦しても良いかもしれない
  • TOEICのための勉強(タイムリミットあるリスニング・読む力・語彙とイディオムなど)は、将来の自分を決して裏切らない

 

◇リスニング

リスニングは、美しい英語はもちろん、様々な国籍の外国人が話す英語にも慣れることが非常に大切です。

上記でご紹介した「HAPA英会話」「アルクTOEICテキスト」「接客の英会話」でもリスニングの練習はできますが、それ以外で効果的なリスニング練習をご紹介します。

 

◆BBCニュースを聞く

イギリス英語をベースに、その他のアクセントの英語も多様に使われています。

◇お薦めポイント

  • BBCのリポーターは、速く、アクセントも様々な英語を使うので、相当耳が鍛えられる
  • ニュースを紹介するので、日常の会話にもすぐに役立つ
  • YouTubeチャンネルで手軽に聞ける

 

◇活用方法

  • 字幕をつけて聞き、分からない単語やフレーズがあれば調べる
  • 気に入った内容のニュースがあれば、理解できるようになるまで繰り返し聞く
  • 同じスピードで話せるか挑戦してみる

 

◆「究極のイギリス英語リスニング」

強いイギリスアクセントに耳が慣れれば、不思議と、他のアクセントが怖くなくなります。

◇お薦めポイント

  • 強いイギリスアクセントに耳が慣れる
  • 日本人にとって非常に聞き取りにくいイギリス英語に慣れることによって得られる自信と勇気は、自分の背中を大きく押してくれる

 

◇活用方法

  • 流しっぱなしにして、聞き流し、特に何もしない、気が向いたら音に意識を向けてみる
  • 私が使っていたのは「イギリス英語を愉しく聞く(ベレ出版)」ですが、これは20年前のものです

 

 

 

②アウトプット(スピードと量・言い換え)

スピードと量

言いたいことをすぐにアウトプットできるようにするスピード感を身につけることと、アウトプットの練習量を増やすためには、実際にコミュニケーションの場を増やすことが助けになります。

マンツーマンの対面orオンライン英会話をどんどん活用し、コミュニケーションの量を増やすのが良いと思います。

私が10年以上前に頻繁に利用していたオンライン英会話は今は廃業していますが、実際に利用してみなければお薦めできないので、英会話スクールを利用する際のポイントと活用方法だけご紹介します。

◆英会話スクール(対面・オンライン)

◇スクール選びのポイント

  • 低額で利用できるサービスで、コミュニケーションの量を増やす
  • アジア在住の講師が多いスクールはノンネイティブの英語に慣れる上では効果的ですが、基本的にはネイティブの英語に慣れることを優先させたながらノンネイティブの英語に慣れる方が良いので、講師の国籍を調べてください(米・英・豪)
  • お金に余裕があれば、講師の質で選ぶ(ちなみに、学校や企業にグローバル人材教育を行う際は、講師採用基準が高いアルクのネイティブ講師に英語レッスンをお願いしています)
  • 英語学習の目的に合わせた分野の講師がいることも出来れば確認した方が良いです(実際は日常会話でしか英語を使わない講師にビジネス会話の練習相手はできません)

 

◇活用方法

  • 自分の目的に合わせてレッスン内容を自分で決める(プレゼン前ならプレゼンを聞いてもらい、想定される質問をしてもらうなど)
  • 毎週何曜日の何時はオンライン英会話の時間にする、などとスケジュールを決め、よほどのことがない限りキャンセルしない
  • 自分が強化したいポイント「スピード感あるアウトプット・練習量・言い換え力」等を毎回講師に伝える
  • 自分が言いたい言葉がすぐに出てこないときは、正解の単語をすぐに教えるのではなく、言い換えさせてから最後に正解の単語を教えてくれるよう、講師に伝える

 

言い換え力

言い換え力とは、言いたいことが言えない時に、言葉・説明のしかたなどをあれこれ変えながら伝える力です。

◆言い換え力を鍛えるために

  • 言いたいことが言えない時、すぐに単語を調べたりせず、出来る限り別の単語や表現で説明する習慣をつける
  • その上で、単語を調べ、正解を知る(上記の行動を踏まえると調べた単語が身につきやすい)
  • 会話のイメトレをする(イメトレの中でも同様に言い換えをする)

 

 

③マインドセット

さいごに、マインドセットです。簡単に前向きなれます。

◆仕事で英語を使う場合の効果的なマインドセット項目

  • 【英語ネイティブは世界のたった6%】英語ネイティブは、ノンネイティブの英語をしっかり聞き取り理解しなければ仕事にならない
  • 【英語の訛りは個性】たどたどしく話す外国人の日本語が、日本人に日本語の魅力を再確認させてくれることがあるのと同じ
  • 【一方、流暢な英語で得られるもの】仕事の効率と質が上がる・仲間との絆が得られる・自分の中から溢れてくる自信と楽しさ

 

 

気晴らしに笑う

英語はイヤイヤ学んでも上達しません。楽しみましょう。

◆だいじろーさんのYouTube

笑えて楽しく、同時に、発音矯正のプロが解説する様々な国籍の外国人による英語の特徴が分かります。

 

 

英語学習の参考になれば幸いです。

Good luck!

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