【グローバル人材⑫】ビジョンを叶えていく生活を計画【目標設定/関わり方】
Contents
【グローバル人材⑫】ビジョンを叶えていく生活を計画【目標設定/関わり方】
前回までのコラムで、「ビジョンを持つ大切さ」、「ビジョンシートを描いてみる!」を紹介しました。
ビジョンシートを描いたら、ビジョンを叶えていく生活を始めましょう。
と言っても、「よし、頑張るぞ!」という意気込みだけでは、次第に「あれ、何をどう頑張るのだったかな・・・」と道が見えなくなっていきます。
今回は、ビジョンを叶えていくためにはどうすれば良いのか?を考えてみたいと思います。
目標と行動目標を頭に入れる
シートに書いたビジョンを叶えるために、目標が決まり、その目標を達成するための行動目標が定まったら、その目標と行動目標を頭に入れて生活するよう工夫してみましょう。
目標と行動目標を定めることは、歩んでいく道を明確にすることと似ています。
- Step1 ひとつの目標につき行動目標をリストアップする
- Step2 行動目標として掲げた行動を継続するための具体的方法を考える
- Step3 行動が継続できるよう工夫する
例)活躍するサッカー選手を目指す人の場合
①ビジョン
「自分のサッカーを見て勇気やヤル気が湧いてくる子供達が増え、世界が元気になること!」
↑ビジョン視点に高めて設定したビジョン
②目標
1.秋の県大会で優勝する←↓ビジョンに向かう上で今の自分が達成したい目標に普段は集中している
2.自分の能力を高め、〇〇になる(達成する)
③行動目標と具体的工夫
1.「秋の県大会で優勝する」という目標に対して
~省略~
2.「自分の能力を高め、〇〇になる(達成する)」という目標に対して
(1)ドリブル精度を〇〇まで上げる←目標2を達成するための行動目標1つめ
- 〇〇が△△になるような技術の向上のために毎朝10分間、✖✖を▢▢セットする【起きたら〇〇をしてから☆☆する】←行動目標1を継続するための工夫が【 】内
- 〇〇を動画に撮り、△△を計り、✖✖する【スケジュール表記入とアラームセットで撮影を忘れない】
(2)トラップ精度を〇〇にする←目標2を達成するための行動目標2つめ
- 〇〇メニューに沿って毎日▢▢セットを✖✖する【メニューに△△を追加し時間を〇〇する】
- 練習で〇〇を△△回成功させる日を✖✖から▢▢に増やす【仲間と〇〇し△△する】
(3)パスのパターンを〇〇から△△にする←目標2を達成するための行動目標3つめ
- 〇〇の練習動画を△△見て▢▢する【✖✖をしながら動画を見るよう予め☆☆しておく】
- 仲間とのミーティングで〇〇を共有する【キャプテンに〇〇し毎回✖✖する時間を作る】
(4)〇〇でも力を出せる、強いマインドを作る←目標2を達成するための行動目標4つめ
- 毎日〇〇を繰り返しイメージし、▢▢を楽しめる強い気持ちを養う【〇〇をイメージしやすいよう必ず朝晩✖✖する】←目標が常に頭にある状態を作るための工夫!!
- 仲間と△△し、✖✖することで、〇〇の気持ちを養う【▢▢の時間に仲間と☆☆する】
※サッカー素人が書いているので、詳細は気にしないでください。
大切なことは、行動目標として掲げた行為が確実に(うっかり忘れることなく)実行できる環境作りです。
これには、色々な工夫(朝起きたら〇〇する・・・等)も大切ですが、寝ても覚めても目標が頭にあるような状態を作るための工夫ができると良いかもしれませんが、無理のない範囲で。
目標へ向かって歩めているか振り返る機会を作る
次に、あなたが掲げた行動目標が設定通りに行われているかどうか、そして、あなたが掲げた目標が予定通りに達成されそうかどうか、ということをこまめに確認することが大切です。
この、振り返り確認することは、歩んできた道が大きく外れていないか、立ち止まり地図を見て確認する作業と似ています。
If you like this, try to find your own way.
また、できれば、予め振り返る機会を予定に組み込んでおくと良いかもしれません。
これは、歩き続けることで疲弊してしまったり、道を大きく外れないように、1時間に1回は休憩を入れようと決めてから歩き始めることに似ています。
とは言え、もちろん疲れても、道を大きく外れても、人生トータルではAll O.K.なので、気の向くようにやっていけば良いと思います。
無理はせず、気の向くままが正解です。
周囲の人の関わり方
あなたが、目標を決めて頑張って欲しいと願っている若者や後輩が、目標設定をしなかったり、目標は掲げたけれど行動が伴っていなかった場合、お尻を叩き、行動を促すことは、本人の持続可能な成長には繋がりにくいと思います。
目標・行動目標設定について理解した上で、本人がやらないのであれば、今はやらないのでしょう。
◆「今はやらない」「気が向かない」「やる気が起きない」若者がいた場合
以下のような理由が隠れていることがあります。
- 自分に自信がもてない
- 自分の本当にやりたいことが分からない
- 未来を思うより、解決しなければいけない緊急の問題が目の前に立ちはだかっている(家族・安全・お金・健康など)
◆周囲の人にできること
①自分に自信がもてない
自分に自信がもてない人に「自信をもって!」と言っても、それができないのですから、言っても意味がありません。
自分の能力や魅力より、自分の欠点や過去の失敗を思う割合が勝っているのでしょう。
周りの人にできることは、「自信をもって!」と言うことではなく、その人の能力・魅力・秘めた可能性を数多く見つけ、「この人は能力高く、魅力的で、なんて可能性に満ちあふれた人なのだ」と心から思うことです。
誰もが能力・魅力・可能性を多く持っています。そのことを、あなたが心から理解していることが大切です。
それができるのは、自分の能力・魅力・可能性を良く知り、認め、高く評価し、自分の可能性を信じている人です。
あなたがそうであるならば、あなたに関わる若者や後輩たちは、可能性を信じてくれる人に見守られているので、自分のペースで伸びるでしょう。
あなたがそうでないならば、あなたが自身の主体性に向き合うことが先です。
②自分の本当にやりたいことが分からない
特に若者に接する場合は、やりたいことが明確に分かっていることが素晴らしいことである、という風潮を創らないことが大切かもしれません。
やりたいことは、その人のタイミングで見つかります。早い遅いに優劣をつける人々に囲まれ生きることは、若者に焦りや劣等感を生む可能性もあります。
じっくりと自分に向き合い、やりたいことを見つけること自体が大切です。
やりたいことが見つかった若者に掛ける言葉は、「見つかって偉い」ではなく、「自分によく向き合ったね」です。
ただ、やりたいことも、本当の自分の気持ちも、人生では何度も見つかり続けます。
社会人になり会社に入社しても、チャレンジを続ける活躍する人たちは、何度も道に迷い、自問自答を繰り返します。
道が見つかれば全力で挑む、その道が途切れたらまた迷う、そんなものですよね。
全力の時期も、迷う時期も、全てが人生には必要であり無駄はないということを、あなたが身を以て理解していれば良いと思います。
③未来を思うより、解決しなければいけない緊急の問題が目の前に立ちはだかっている(家族・安全・お金・健康・アイデンティティなど)
人の心には色々な悩みがあって当然だと理解している人は、前向きになれない人を無理に動かそうとはしないでしょう。
人は、心の悩みをなかなか話しません。自分の数分の一の長さしか生きていない若者が、自分も経験したことのないような大きな悩みを抱えていることは、多々あります。
打ち明ける相手が必要な時に、あなたは誰かが、側にいれば良いと思います。
打ち明ける相手になってあげられるためには、 1番「自信がもてない人」で挙げたことが大切になります。
- あなたが、周りの人の能力・魅力・秘めた可能性を数多く見つけ、「この人は能力高く、魅力的で、なんて可能性に満ちあふれた人なのだ」と心から思っていること
- 誰もが能力・魅力・可能性を多く持っていることを、あなたが心から理解していること
- それができるのは、自分の能力・魅力・可能性を良く知り、認め、高く評価し、自分の可能性を信じている人
あなたがそうであるならば、あなたに関わる若者や後輩たちは、必要な時には相談相手が側にいるでしょう。
▶YouTube「ビジョンを叶えていく生活を計画する」動画はこちらから
update notice
最新の更新を
プッシュ通知で受け取る