【グローバル人材⑲】チームの力を強くする要素【個の能力と環境創り】
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【グローバル人材⑲】チームの力を強くする要素【個の能力と環境創り】
前回のコラムで、「チームの力」「チームで成長する意識をもつ」について紹介しました。
【グローバル人材⑱】チームの力【必要性・チーム単位・航空会社・孤独な人】
今回は、高いチーム力=強いチームを作る要素について考えてみたいと思います。
高いチーム力には、以下の2つが必要です。
- ひとりひとりの能力・意識が高いこと
- チームの仲間同士がうまく関わり合う状態
これらを得る方法を解説します。
ひとりひとりの能力・意識が高いこと
ひとりひとりの能力・意識を高める上でのポイントは3点です。
- 当事者意識
- 仕事の能力を高めている
- マインドも高めている
では、当事者意識から解説します。
①当事者意識
強いチームを築き上げる担当者は誰でしょうか。
先生、先輩、チーム内の「誰か」ですか?学級委員長、リーダーシップがある生徒ですか?
いいえ、違います。そのチームの中にいるひとりひとりです。
先輩も、後輩も、先生も、あなた自身も、チーム内に存在する全ての人が、強いチームを築き上げる担当者です。年齢、経験、役割、国籍、性格など関係ありません。
全員が「強いチームを作る担当者は自分だ」という当事者意識を持つことが大切です。
②仕事の能力を高めている
また、「そもそも仕事として良質か?」という大前提の上に立つことが大切です。
たとえば、
1.時間
- 準備をしっかり行い無駄な時間を産み出さなかったか
- 効率的、生産的に自分や皆の時間を使えたか
- 適材を配置できているか
- 共に働く人の仕事に対する姿勢や能力は整っているか
- そこにあるもの全てに意味があるか
- その場、環境を選ぶ意味があるか
- 適切な目的・目標設定のもと、納得できる仕事ができたか
- 関わる人々の価値が活かされているか
チームを築くにも、個人が成長を目指すにも、そもそも、しっかりとした仕事を行うことが大前提です。
大前提を踏まえていないとは、たとえば、車を持っていないタクシー運転手が「私は安全運転をする高い意識と、車を動かすガソリンを沢山持っています!」と言っても、周囲からは、いちタクシーとして認知されていないような状態です。
たとえ、優しく良い人でも、仕事に対する意識が雑ならば、チームの力には加われないかもしれません。
これは、だからと言って、周囲の人が「仕事にちゃんと向き合いなさい」と言うことが効果的ではないでしょう。
仕事に対する姿勢・意識に見られる雑さは、「ちゃんと向き合おう」などという体裁を整えても意味がありませんが、関わり方によっては、今は意識が低い人が、チームにとって有力な一員になることは可能です。
【グローバル人材⑫】ビジョンを叶えていく生活を計画【目標設定/関わり方】
⇒「ビジョンを叶えていく生活を計画【周囲の人の関わり方】」記事はこちらから
③マインドも高めている
仕事のスキルアップ、人脈形成、情報収集だけではなく、ひとりひとりが、マインドも同時に高めていることが大切です。
以下の記事をご覧ください。
【2021年最新版】グローバル人材の定義と必須6大要素「あなたの育成能力も診断」
チームの仲間同士がうまく関わり合う状態
ひとりひとりの能力・意識を高めること以外では、チームの仲間同士がうまく関わり合う状態、つまり強いチームを作る土台を築くことが大切です。 そのために大切なのは、「安定チームの要素」です。
【安定チームの要素】高いチーム力を生む要素
これは、チームの種類には関係なく、スポーツのチームにも、仕事のチームにも大切な要素です。
ビジョンの共有 | 同じ理想へ向かって共に力を尽くす同士と足並みを揃える |
感謝 | 仲間や会社の存在があるからこそ自分の働きがある |
尊重 | 自分に考えや気持ちがあるように仲間にも大切にしたいものがある |
配慮 | 仲間の頑張りや気持ちを自分事のように大切に思い心を配る |
おもいやり | 仲間の働きやすさや幸せのために自分にできることを考える |
支え合い | 仲間の働きやすさや幸せに繋がる行動を積極的に見つけ出し行う |
PDCAサイクル | 仕事の品質を高めるために考え動くことが当たり前という風土 |
これは、社会人が意識して養おうと考える要素を記しています。
上の表を見て、あなたのチーム(ビジョンを支え合う仲間/クラス/部活など)において、上記の要素を意識した関わり合いをするとしたら、どのような意識と具体的行動が考えられますか?
強くしなやかなチームを作る
これから、あなたのチームを、強くしなやかなチームに育てていきましょう。
特に方法はありません。 前述したような要素を意識しながら、チームの成長に繋がるとあなたが思ったことを提案したり、仲間の考えを聞いて、あなたたちのチームを作っていきましょう。
◆チームの成長に繋がるためにできること
以下の目標と行動目標について、出来る範囲で、自分なりにチームのことを考えてみましょう。
- 目標 こんなチームにしたい!こうやって仲間で成長しあいたい!
- 具体的方法 そのためにこんな行動をする/こんなルールを決める など
仲間を動かそうとか、変えよう、という視点ではなく、自分ができることにフォーカスしましょう。
Just focus on what YOU can do.
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