電車内無料アナウンス付★電車を利用する外国人のお客さまへ安心の提供を
絆グローバルは、約3年前からグローバル研修の提供を始めましたが、その中で、いくつかの「草の根運動」を続けています。
その中の一つに、日本を訪れる外国人に、安心を感じて欲しいと思い行動する日本人が、一人、また一人と増えていき、日本が「ホント、コノクニ、メチャ ヤサシイヨ!!」となることです。
電車を利用する外国人のお客さまにも、英語アナウンスを提供し、安心を感じて頂けると良いですね。
電車内アナウンスマニュアル~外国人へ「安心安全の提供」を~
◇絆グローバル講師からのメッセージ
私は、日本に滞在する情報弱者である外国人に対して「安心・安全」を提供することは、受け入れる側の日本・豊かな心を持って相手に接することができる日本人にとって、大切な心掛けだと思っています。この点を、講師は日頃から研修の中で受講者の皆さんにお伝えしています。外国人にとって、自分達への「安心安全の提供」を丁寧に考え、行動してくれる日本人や日本の企業は、「やっぱり日本人は心豊かで優しい」と確信させてくれる存在になります。
普段から外国人への声かけ・微笑みかけを積極的に行うこと、そして、有事には外国人への安心・安全提供を積極的に、誰よりも率先して行う従業員が一人でも多くいることが大切だと思います。有事には、外国人に区別などありません。自社の顧客か否かは関係ありません。皆さんの近くや、皆さんの地域にいる外国人たちに対して、安心・安全を感じていただけるような働きかけをしていって欲しいと願っています。英語を使わなくてもいいのです。「ダイジョウブ?」「テツダイマスヨ!」と、日本語で、微笑みながら話しかけてください。この優しい行動が日本中に広まると嬉しいです。
外国人に嬉しい「電鉄会社スタッフの行動」
日本を訪れ、電車をご利用くださっている外国人にとって嬉しい対応は・・・
①外国人のお客さまに関心を持つ
“困ってないかな?ご利用ありがとうございます!日本を選んで来てくれてありがとう!あれ?どうしたんだろう?迷っているのかな?”
②微笑む☺
“日本の電車に乗ってくれてありがとうございます!日本で楽しんでいってくださいね!”の気持ちで微笑み、目が合ったらニコッ!!そして、「コンニチハ」「ヨウコソ」「イラッシャイマセ!」
③話しかける
“あれ?何かお困りかな?迷っているのかな?”と思ったら、「ダイジョウブデスカ?」「ドウシマシタカ?」と話しかける。もちろん英語でもOK!Is everything O.K?
シンプルですが、この行動の積み重ねが、日本の電車に対する安心感に繋がっていくと思います。
想像してみてください・・・
あなたの大切な家族が海外旅行へ出かけていきました。
ところが、言葉も分からない現地でトラブルに遭い、怖い思いをしています。
でも、離れているあなたに、手を差し伸べることはできません。
どうか、現地の優しい人に助けてもらっていますように。。。
日本という国を選んで訪れる外国人にも、産んでくれたお父さんお母さんがいて、大事に育ててくれた家族がいて、支え合う仲間がいて、いくつかの宝物や、大切な思い出を持って、人生を生きています。
私たちも同じです。私たちと同じです。私と同じです。あなたと同じです。
大切な物は守りたいし、楽しいことを追求したいし、幸せを体験したいし、傷つきたくないし、痛いことは避けたいし、怖い思いもしたくない。
同じなんですよね。
電鉄会社の従業員として出来ること
地震等発生時の館内放送の用意
地震発生直後、百貨店や、空港、駅、バスや電車の車内等で、戸惑っている外国人の多さに気付いたことがあります。日本語ではアナウンスするのに、英語が続けて聞こえてこない。これからの日本では、日本人に対する情報提供だけではなく、可能な限り英語のアナウンスも実施してはいかがでしょうか。
- 日本語のアナウンスマニュアル同様、英語のマニュアルも作ってみてください。
- そしてアナウンスする時は出来れば毎回、日本語の次に、英語も入れてください。簡単な英語でいいのです。
- 咄嗟の時の英語のアナウンスはシンプルな内容にし、どの従業員でも実施できるように練習、ミニマニュアル携行等、対策を取って準備してください。
- 英語のアナウンスを入れる際のポイントは、「上手な英語で話す」ではありません。「日本語が分からず心細い思いをしている外国人が、安心を感じられるよう、正しい情報を、聞き取りやすく、ゆっくりと、落ち着いて話すこと」です。
- でも、アナウンスだけに頼らないでください。直接、外国人の不安が何なのかを自分の目で確かめ、コミュニケーションを取ってください。
以下の電車内アナウンスマニュアルでは、基本的な内容を載せています。不足分は、普段の日本語のアナウンスを訳して記入したり、自社仕様に作り替えてみてください。
このような取り組みを社内で始める場合は、取り組みの本質「外国人に安心を提供すること」からぶれず、従業員達が、英語が苦手でも優しさを行動に表そうと思えるような取り組みに、持ち前の英語力を活かす人が、この取り組みを引っ張っていける人だと思います。取り組みのリーダーには、お客さまに対するもてなしの気持ちがもともと高い方が向いていると、私は思います。
もし、英語は上級だけれど、 例えば、”そんな発音じゃ通じないわ!それは和製英語だから駄目よ!その言い方だとクレームになるわ!”等と言い、他の従業員を「英語恐怖症」にしてしまうような方には、この取り組みには、外からのサポートをお願いしたほうが良いかもしれません。残念ながら、この人選で、取り組み自体が躓くことがあるからです。
現場に合ったアナウンスマニュアルの作成、効果的なアナウンス実施方法、 企業向け動画マニュアルについては、絆グローバルにお問い合わせください。
よろしくおねがいします(_ _)
絆グローバルの草の根運動に、沢山の方のご協力をいただけると、とても嬉しいです。
よろしくお願いいたします(_ _)