【グローバル人材⑬】ビジョンが叶う人の考え方1「人の幸せ/他者貢献」
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【グローバル人材⑬】ビジョンが叶う人の考え方1「人の幸せ/他者貢献」
前回のコラムで、ビジョンを叶えるために必要な目標設定の工夫を紹介しました。
⇒「ビジョンを叶えていく生活を計画【目標・行動目標設定】」記事はこちらから
その他に、ビジョンを叶えやすい方法はあるのでしょうか。
今回から3回に渡り、ビジョンが叶いやすくなるための「考え方」を紹介していきます。
ビジョンの叶え方
ビジョンには叶え方があります。
実際に長年継続してビジョンを達成し続けている人々の行動をもとに、ビジョンの叶え方の一例をご紹介します。
◆ビジョンを達成し、イキイキと活躍している人の行動や考え方
1.ビジョンに対して
- 毎日のように自分のビジョンを確認している
- ビジョンを頭の中で映像/画像として鮮明にイメージしている
- ビジョンイメージでは、自分の幸せより、人の幸せの方がボリュームが多い
- ビジョンは自分の成長と共にこまめに書き換えている
2.自分自身に対して
- 自分の心と体を大切に扱っている(人の幸せを叶えるための自分の体=資源)
- 自分のことを褒めたり、ありのまま認めている
3.周囲に対して
- 仲間のビジョンが叶うよう本気で応援している
以上のような特徴があることが分かっています。
実際にビジョンを叶えながらイキイキと活躍している人の共通点のうち、今回は「彼らは自分のことばかりを考えていない」という点に注目します。
彼らのビジョンの中には「人の幸せ」や「より良い未来・世の中・環境」などが多く登場しますし、周囲の仲間のビジョンのことも「自分事のように真剣に応援している」のです。
つまり、このような特徴を持っている人のビジョンは叶っている、叶いやすい、と言うこともできます。
ビジョンが叶う人の考え方1「人の幸せ/他者貢献」※重要
ここで、あなたのビジョンシートの「ビジョン」が書かれている箇所を読んでみてください。
⇒「ビジョンシート5つのポイント【成長サイクル】」記事はこちらから
ここで、あなたが描いたビジョンについて質問します。
◆【質問】あなたが描いたビジョン
- そこに書かれた文章や言葉の中に、自分以外の人や世の中・環境などは登場していますか?
- そして、「その人や世の中の幸せ」に繋がることが書かれていますか?
たとえば、
- 「〇〇な自分になりたい」
- 「〇〇の仕事をしていたい」
などと書いている人は、そのような自分になった結果、
- 「どのような人がどのような笑顔に/どのように幸せに/どのように助かっているのか」
- 「世の中や環境がどのような良い状態になっているのか」
ということまで考えてみてください。
- 「〇〇になって周囲から〇〇と思われていたい」
- 「役に立っていたい」
などと書いている場合、自分以外の人は確かに登場していますが、その人の幸せまでは見えません。
周囲の人々を、自分を評価する存在としてだけでなく、自分が貢献する対象として捉えてみてください。
周囲、社会の人々への貢献が当たり前のように頭にあるような人は、ビジョンに向かって歩む過程で、気付けば自分の欲求は叶っています。
たとえば、
- 「お金儲けをしたい」
- 「周囲から高く評価されたい」
などという目標・欲求があるのは当然良いことですが、それがビジョンの一番上に来ている人は、その夢すら継続して達成することが難しいかもしれません。
一方、
- 「〇〇で困っている人々を救いたい」
- 「人々に笑顔になってほしい」
などと、人々に貢献することばかりを、寝ても覚めても考えているような人は、気付けば、充分な収入と周囲からの高い評価を得ているものです。
今すぐに、あなたが貢献したい人々の顔などが、具体的に思い浮かぶことがなくても全く問題ありません。
ビジョンシートを何度も眺め書き直し、前向きに暮らしていれば、あなた自身がどのように活かされることが一番ワクワクするのか分かってくるかもしれませんし、思い浮かばなくても大丈夫です。
あなたの存在や真摯に向き合う仕事は、目には見えなくても、必ず誰かの幸せに繋がっていますが、そのことを知っていた方が良いかどうかは、人によって異なります。
自分の能力や存在が誰かの役に立っていると分かることで、自分が更に前向きになったり、やる気が増したり、心が温かくなる人は、「繋がっている先=誰かの幸せ・より良い未来環境」を頭に留めておくことは良いことだと思います。
周囲の人の関わり方
若者や後輩に、ビジョン意識を持って生活して欲しいと望む場合は、外部の情報(このコラムなど)を彼らに取り入れようとするのではなく、まずは、ご自分に取り入れてください。
ビジョン意識を持って生きていない人は、たとえ指導的立場にあったとしても、ビジョンに関する若者や後輩への詳しいアドバイスは控え、まずはご自身がビジョン意識ある人生を歩んでいることが大切です。
▶YouTube「時代を創る若者を育てる 5つのポイント」動画はこちらから
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