【自己承認シート】自己肯定感と効力感を高め主体性を確立/他者承認力へ繋げる
本記事では、以下のような疑問を解決します。
- 自己肯定感と主体性の関係とは?
- 自己承認力、自己肯定感、自己効力感、自己有用感とは?
- なぜ人を認める他者承認力が必要なのか?
- 自己承認し、他者承認力を得るには?
グローバル人材力やリーダーに関する過去の記事で、何度か出てきて、パワハラ、幸福度の低さ、主体性の欠如など、様々な原因にもなる「自己承認」「他者承認力」。
今回は、承認力を養うための方法=自己肯定感などの向上に繋がる方法を解説します。
▶映像教材で理解する「自己承認力(主体性の確立に含む)」はこちらから
Contents
自己承認力
まず、自己承認力とは、主体性を確立するためのステップの1つです。
主体性は、Step.1の自己理解と、Step.2の自己承認で確立します。
承認されないと人は心に穴が残る
まず、そもそも承認すること・承認されることがなぜ必要なのか?という点です。
あなたは、このような経験はありませんか?
「私はこう思う!」と主張したら、相手に否定された。「それ違うでしょ」「そんなことどうでもいい」「それおかしいでしょう」「なんでそうなるかなぁ」などと。
認められないと人はどうなるか
否定された人は、自分の中の自己承認が不充分の場合、以下のようになりがちです。
- もう傷つきたくないと相手を避ける
- 「自分が正しいことを証明してやる!」「あの人を見返してやる!」「認めさせてやる!」などと、自己証明に走る
- もう否定されないように自己防衛に走る
認められると人はどうなるか
一方、自分の考えを受入れられ、「分かる分かる!」「自分もそう思う」などと理解して貰ったり、「へぇ!なるほど」「自分の考えとは違うけど、どういうことか詳しく教えて」などと興味を持たれたら、以下のようになります。
- 嬉しくなり、もっと自分を知って欲しくなる
- 自分も相手を認めたくなる
- 相手の異なる考えを自分も聞いてみたいと思う
自分が認められていない(否定された)と感じ、且つ、自分で自分を認める自己承認が不充分の場合は、心に穴がある状態です。その人にとっての最大の関心事は、「その穴を埋めること=自分を認めさせること・自己証明」になります。
これは、人が持つ5大欲求のひとつ「承認欲求」を満たすための本能と言っても良いでしょう。
一方の、認めて貰っている人は、心に穴はありません。ですから、持っている力を、ただストレートに目的のために活かせる状態です。
◆承認される・されないの差
◇認められる・受入れられる
➡ うれしい・自分も相手や他者を認めたい
➡ 自分の力を目的のために素直に使える
◇認められない・否定される
➡ 悔しい・傷つく
➡ 心に穴
➡ 自分の力を自己証明・自己防衛に使い、穴埋めを優先させる(当然の本能)
「活躍・貢献」は承認欲求が満たされた後の話
グローバル人材教育もその他全ての教育も、若者が自身の能力を伸ばし、活かし、将来活躍し、より良い社会作りへ繋がることを願い行っています。
それは、「自分を活かしたい」「世の中へ貢献したい」など、若者自身の「自己実現欲求」を満たす段階を目指しているということです。
欲求5段階説
「自己実現欲求」とは、社会心理学者マズローが唱えた、人間の「欲求5段階説」でいう最上位の欲求です。
下から一つずつ欲求が満たされれば、人の欲求のレベルはその次へと上がります。
たとえば、
- 空腹と喉の渇きでグッタリしている人が、「社会的欲求」を叶えようと、人との繋がりを求めることはありません。水を飲み、「生理的欲求」を満たすことが優先です。
- 凍える寒さの中に居て体の感覚が無くなってきた人が、「承認欲求」を叶えようと、仕事の成果を認めてもらうために動くことはありません。寒さから逃れ、「安全欲求」を満たすことが優先です。
つまり、若者自身の「自己実現欲求」が満たされるよう願うならば、その一つ下の欲求「承認欲求」をしっかりと満たす必要があるということです。
承認欲求は放置されがち
しかし現実は、「承認欲求」は、放置されやすい領域です。承認欲求が自然と満たされるような社会環境に居るのであれば、それでも良いでしょう。
しかし、日本人の自己肯定感が世界的に見ても低いのは有名な事実です。
外国との比較
「自分自身に満足しているか」 各国の回答結果↓
「自分には長所があると思うか」各国の回答結果↓
※参考:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
勤勉な日本人は、承認欲求をあまり気に留めることがない代わりに、技術・知識などの能力向上には熱心に取り組みます。そのお陰で、色々な貢献が生まれ、多くの人々が助かっています。
しかし、持続可能な発展が求められる時代に於いて、貢献や発展を支える人自身の持続可能性が問われています。
心の幸福度・心の資本です。日本人の幸福度は低いと言われています。
幸福度ランキング世界56位
以下項目を元に、国連が発表する世界幸福度ランキングでは、毎年、日本の順位の低さが国内で話題になります。
- 一人当たり国内総生産(GDP)
- 社会保障制度などの社会的支援
- 健康寿命
- 人生の自由度
- 他者への寛容さ
- 国への信頼度
北欧諸国が、毎年ランキング上位なのは、社会保障・教育・ジェンダー平等が高い水準で保たれているからと言われています。
一方、日本のランキングの低さは、「人生の自由度」と「他者への寛容さ」が低いからと言われています。 他者への寛容さとは、他者をありのまま受入れ認めることですが、それは、高い自己承認力=高い自己肯定感から生まれます。
欲求に「飛び級」はない
多様性、協調性、語学力、コミュニケーションなど様々な知識や要素は、「自己実現欲求」を満たす上での道具です。
生理的欲求を満たすための道具が「食べ物」や「トイレ」であり、
安全欲求を満たすための道具が「服」や「建物」であり、
社会的欲求を満たすための道具が「会話」や「電話」です。
多様性、協調性、スキル、知識などを得るための努力は、自己実現欲求を満たすための道具を揃える作業です。これは、承認欲求を満たすより前に、その上の欲求を満たすための道具を取り揃えている状態です。
今までは、うまく「欲求の飛び級」をしてきた人が多くいるのかもしれませんが、成果の持続性・安定性を求めるならば、日本人は知らなければいけません。
欲求の飛び級は、できません。
承認欲求が満たされていない状態
承認欲求が満たされていない状態は、心に穴が空いている状態です。私を受入れて、認めて、大切にして、可能性を信じて、などという願望が叶っていない状態です。
頭をどう整理しようと、人間の本能は、自己実現欲求よりも先に、承認欲求を満たしたいと思っています。
ですから、表向きは「○○に貢献するために」働いていても、実際は「認められるため」「自己防衛・自己証明」のために動いていて、思うように成果が出せていない状態に留まっています。
それは、「穴埋めを優先すべき」と本能が働いているからです。
承認欲求が満たされている状態
一方、承認欲求が満たされている状態を見てみましょう。心に穴はありません。
長所短所含め、ありのままの自分を受入れ、認め、大切にし、感謝し、評価し、そして、自分の可能性を信じている状態です。
この状態の人は、自然と、
- 自分同様、他者にも価値があることを前提としています
- 他者の可能性も同様に信じることができています
- 他者の良い所に意識が向かいます
- 自分を大切に思うように、他者を思うこともできます
「他者への寛容さ」が生まれる仕組みです。
そして、承認欲求が満たされているので、自然と意識は「自己実現欲求」へ向かい、
- 自分の能力を更に高めるためには
- 自分や仲間の能力をどのように活かそうか
- 自分にはどのような貢献ができるか
- どのような社会を作っていきたいか
などということを、心から考え始めます。これが、「主体性が確立している状態」です。
日本の若者の社会参画意識・当事者意識が低いのは、自己肯定感が低いからかもしれません。
若者の自己肯定感が低いのは、承認欲求が満たされにくい社会環境があるからかもしれません。
互いの承認欲求が満たされにくい社会環境は、承認欲求が満たされていない多くの大人が社会を築いているからかもしれません。
多くの大人の承認欲求が満たされていないのは、承認欲求を満たす重要性と方法を知らないからかもしれません。
それでも、個人的には問題ないと思います。その代わり、日本には素晴らしい所が数え切れないほどありますから。しかし、その日本が承認欲求を満たし合える社会に変わったら、もうそれは、これ以上ない理想の国と民になるのかもしれません。
欲求が満たされていなくても良い
ただし、承認欲求が満たされていない段階でも、当然、人は生きるために勉強し、働き、人と関わり、社会を構成しており、間違ってはいません。
自己肯定感が低いことは悪いことではありませんし、本人が生きやすいのであれば、無理に向き合う必要もないと思います。
また、満たされていない承認欲求のお陰で世に生まれてくれた価値は、数え切れないほどあるのではないでしょうか。
ですから、もし承認欲求が満たされていない自分に違和感を感じるようになった場合は、向き合えば良いかと思います。
承認欲求が満たされた段階で勉強し、働き、人と関わり、社会を作った方が、出る成果は高くなるでしょう。埋めるべき穴がなく、持っている力の全てを「自己実現欲求」のために使えるからです。
しかし、本人の中に必要性があるかどうかが大切です。
承認欲求を満たす方法
それでは、承認欲求を満たす方法を確認していきます。
承認欲求を満たすのは誰?
まず、自分の承認欲求を満たすのは誰なのか?それは、周りの人と自分自身です。
当然ながら、自分も常に「周りの人」として、誰かを承認することができます。
自分が人を承認するときの大切な心得は以下です。
- 相手の良い所に目を向ける
- 相手も成長過程にいると理解する
- 課題や欠点は「現時点での」と捉える
- 相手の言動に疑問を感じたら、その思いを知る
- 相手の中に潜む可能性を信じる
- 相手を大切に思う
お気づきかも知れませんが、これらを安定的に行うことができるのは、自分自身の承認欲求が満たされている人です。
自分の承認欲求が相手によって満たされるかどうかは、相手自身の承認欲求が満たされているかどうかがポイントになるということです。
つまり、周りの人に承認欲求を満たしてもらうことは可能ではありますが、確実性は期待できないということです。
承認欲求を満たす最強な方法=自己承認
一方、自分自身ならば、自分の言うことを聞きます。自分をありのまま認めようと決めれば、自分はそのように動くことが可能です。また、自分のことを一番、細部まで理解しているのも自分ですから、自分が自分を認めるというのは最強です。
つまり、承認欲求を満たす最強な方法は、「自己承認」です。
自己承認する際の心得は、以下です。
- 自分を細部まで一番知っているのは自分
- 自分は常に成長過程
- 課題は「現時点での」課題
- 課題は往々にして「人生の宝」になる
- ベストコンディションは「ありのまま」
自分は成長過程にあり、課題や欠点にも意味があることを知っている状態ならば、人は「ありのままがベストコンディション」です。
「自分の可能性は大きいかも・・・」と気づき始めたら、承認作業は順調に進んでいるというサインです。
周りの人全員が自分の可能性を信じていなくても、何の問題もありません。自分自身が自分のことを信じていれば、人は前へ進めます。1万人の人から「すごいね」と思われるより、たった一人の、自分を一番良く知る自分自身から「よくがんばってる、すごいね」と思われている方が、確かです。
しかし、周りに一人でも、真に自分を認め信じてくれる人がいれば、更にグングンと前へ進めるのは言うまでもありません。
自己肯定感・自己効力感・自己有用感
一般的に、自分を受入れ・認めるのは「自己肯定感」、可能性を信じるのは「自己効力感」と言われています。
私共の教育では、「自分を認める・大切にする・可能性を信じる」全てを、「自己承認」に含めており、人間として抱く当然の「承認欲求」と考えています。
また、「人の役に立った・人から感謝された」という「自己有用感」は、認められたいという承認欲求や、何かを達成したいという自己実現欲求を後押しする存在です。
たとえば、「人の役に立った」という成功体験は、
- 自分の価値を認める自己肯定感や、自分の可能性を信じる自己効力感を高める際の助けになります
- 自分の目標達成が自分だけの喜びではなく、他者の役に立つことにも繋がっていると知ることで自己実現欲求は「自分の成功や達成の追求」に「他者貢献視点」が追加、又は、移行します。
自己有用感の落とし穴
自己有用感を得ることは、承認欲求を満たす上での必須条件ではありませんが、大きな後押しになります。自己有用感を得ること自体ではなく、「ありのままの自分の受入れ、自己愛、可能性を信じること」に繋げていく意識が大切です。
「人の役に立つから自分は価値がある」というのは確かなことですが、「人の役に立てなくても自分には価値と大きな可能性がある」という心が、本人の可能性を最大に引き出し、持続成長へ繋げる真の自己肯定感ということは言うまでもありません。
たとえば、
- 幼い子供は、だだをこねても、ワガママを言っても、存在そのものを親から受入れられていることを求めています。
- そして、可愛がって欲しい、見つめて欲しい、抱っこして欲しいと、愛されることを求めます。
- 更に、「あなたならできる」と可能性を信じられることで、自分の力を認識し、やる気が湧きます。
ここまでが、「承認欲求」が満たされた状態です。
そして、
- やる気が湧いたら成果を求め自己実現欲求の「自分のこと」を達成しようと、逆上がりに挑戦します。
- 自己実現欲求の「自分のこと」を叶えながら、又は叶った先には、「他人のこと」つまり他者や世の中への貢献へと視点が上がり、母親の肩を揉んであげようとします。
肩を揉んでもらった母親の笑顔を見て「自分はママの役に立っている」と自覚することが、承認欲求を満たす方法ではありません。「母親の笑顔を確認しなければ、自分の存在に価値を見出せない」という、「子供が大人の顔色によって自分の価値や可能性を計る」などということは、多くの親が避けるべきだと考えていることでしょう。
自己有用感を得ることが自己承認するための方法だと捉えることは、人の顔色で自分の価値を決めることに繋がりかねません。自己有用感は、承認欲求を満たす上でも、他者との接点を感じる上でも役立ちますが、本人の可能性を最大に引き出す最善の方法ではないかもしれません。
承認欲求を満たすことが、結局、母親への親切や、人との関わりを自然と主体的に求める流れを作るでしょう。
自己有用感は、あくまでも、承認欲求や自己実現欲求を満たす上の「後押し」です。
同様に、自己肯定感を高めるために「達成感・成功体験を得る」という方法が良く挙がりますが、それも「後押し」です。
自己肯定感を低くしている原因を解消することと平行しなければ、本質的には自己肯定感は高めきれません。
虫歯は完全に削り取られなければ、何年後かに詰め物の下で痛み始めます。詰め物も必要ですが、その前に、虫歯部分を削り取ることが必要です。
日本人の傾向
和を重んじる日本人は、自己有用感と自己肯定感を、切り離せないセットで考える傾向があります。一方、誰かの役に立っているのかどうかは関係なく、裸一貫の自分だけで既に自己効力感を得ている人々もいます。 当然どちらも正解です。
自己承認するに辺り、「他者への貢献」や「他者の中での自分」を一つの基準として持ち合わせる日本人は、謙虚で思いやりに溢れた人々です。一方の、他者からの評価はさておき、裸一貫の自分に価値があると感じるのは、強い心をもった人々です。両者と、また別のタイプの人々がいて、社会は成り立っています。
謙虚で思いやりに溢れた日本人が、その能力を最大限に発揮し、持続可能な成長をする場合、社会は更に良いものになるでしょう。
そしてそれは、「自分が役に立った実感を得たら、自分を認め、可能性を信じる」と考えるより、「自分はそもそも価値があり、可能性が大きい、だから自分を活かせば人の役に立つかもしれない」と考える場合に、より現実的になるでしょう。
自己有用感への依存
ちなみに、人の役に立つ自己有用感を得ることで自己肯定感を保つ・高めることが習慣になってしまうと、自分の価値を確かめるために役に立つ場を探すことが当然になります。
それは、エスカレートすると、「自分を依存してくれる人を身近に置くことで自分の価値を確かめる」という相互の依存関係を生み出すことに繋がります。これ自体が間違っていることではありませんが、その依存関係にある状態の人がもつ素晴らしい能力が、自己実現欲求のために用いられることは難しくなるでしょう。
「他者の存在によって満たされ続ける自己肯定感」は真の自己肯定感ではないため、継続して自分を満たすために心の穴埋めが続くからです。
つまり、もっている折角の能力が、ストレートに自己実現欲求へ活かされないということです。
活躍する人材に不可欠な「他者承認力」は自己承認から生まれる
では次に、承認欲求が仕事に於いてどのような影響を生むかを考えてみます。
部下や後輩をうまく育てたり、力を発揮してもらうための関わり方や考え方を身につけるための教育で、必ず学ぶのが「承認」です。
◆発展や成長に欠かせない「承認力」
- 上司や先輩に「人をありのまま受入れる承認の心」があるかどうか、どこまであるか、というのは、会社が発展するためにはとても重要なこと
- しかし現実は、管理職研修などで「承認の大切さ」を学んでも、実際は部下をありのまま承認していない人が多くいる
- 頭では承認の大切さを理解していても、いざ仕事が始まると、承認できない場合がある
- 承認が浸透していない組織では、問題が起こったり、風土が悪くなったり、成果が出せなくなる
- 問題が起こると、管理職は立ち止まり、対策を考え、部下を承認していない管理職は、部下の問題点を改善することに力を注ぐ
- 人をありのまま承認せず、その人の可能性を信じることもない管理職には、部下に問題があるという前提をもっている
- しかし、真の課題は、承認されていない人々の集まりが組織を創っていること。皆が、心の穴を埋めることを最優先し、働いている
自分のことを、欠点含めありのまま認め、受入れ、大切にしている人は、自分の可能性を信じています。(自己承認)
そして、自分に能力や魅力、可能性があるように、他人にも同様に素晴らしい能力や可能性があると分かっています。(他者を承認)
つまり、人をありのまま認められず、受入れられず、可能性を信じることができず、「あの人はもっと変わらなければだめだ」などと思っている人は、自分のことを認め、信じられていない可能性が高いです。
◆承認力が身につく仕組み
- まず自己承認を完結(自分のことを欠点含めありのまま認め、受入れ、大切に扱い、可能性を信じている)
- 他者に対する存在承認(他者のことも同様に認め、受入れ、大切に扱い、可能性を信じている)
- 他者の存在以外を承認(努力・成果・意識など)
※2や3を身につけるには、1の自己承認を踏まえなければ、結局、承認力は一過性のスキルに終わります。
自己承認あり・なし(上司AとBの比較)
承認が大切と分かっていても、他者をありのまま承認できない原因は、往々にして、自己承認が不完全だからです。
自己承認ができているorできていない上司の違いを見てみましょう。
◆上司自身が「自己承認をしていない場合A」と「自己承認している場合B」の考え方の違い
上司AとBは、同じ後輩(彼)に対して、それぞれどのような考えを抱いているのでしょうか?
◇上司Aの考え (自分自身が自己承認していない人)
- やっぱり彼は何をやってもダメだ
- 彼は、なぜもっと○○しないのだろう
- いつになったら彼は成長するのだろう
- 彼が変わらなければチームはうまくいかない
※上司Aの特徴
- 後輩の不足点・課題にばかり目が行き、良い所を見ていない
- 後輩の中に眠っている可能性が見えていないので、もっと能力を身につけるべきなどという「穴を埋める発想」
- うまくいかないことの原因を自分以外の人や環境に見出す他責思考
- 今見えているモノが全てだと思っている
- 上司自身が自分のありのままを認めず可能性を信じていないから、後輩もどうせ何をやってもだめだと信じ切っている
⇒後輩の思い
- できていないことばかり指摘してくる
- やる気が失せるから、なるべく口をききたくない
- 上司自身は一体どれだけ出来る人なのか疑問
His precious energy is not straight toward the vision.
◇上司Bの考え (自己承認できている人=自分自身をありのまま認め、可能性を信じている人)
- 彼は本当に○○が得意で安定しているし、△△は部署一の正確さだ
- ✖✖がまだ苦手のようだが、その他で充分カバーしているし、周囲もうまくフォローできている
- ○○の仕事をしている時の彼はとてもイキイキしている。この調子で大丈夫だ。彼はもっと伸びる
※上司Bの特徴
- 人の課題よりも、素晴らしい点に目が行っている
- 人に不得意なことがあっても、「現時点では不得意だが、」「まだ今は苦手だが、」と成長を前提に見ている
- 課題を片っ端から直そうとせず、本人の気づきに任せつつ、チーム単位で成長を見ている
- 上司自身が自分のありのままを認め可能性を信じているから、後輩の可能性も当然大きいと信じ切っている
⇒後輩の思い
- 上司Bは、自分の良い所や頑張りをいつも見てくれている(承認欲求が満たされていて心に穴がない)
- 自分でも気づいていなかった特技を、上司Bは気づいてくれている( 〃 )
- 自分の課題は自分が一番分かってる。✖✖のスキルを上げて、もっと良い仕事をしよう!(力を素直に目的のために使う)
- 自分はきっと、もっと凄い仕事ができるようになる気がする。頑張ろう!( 〃 )
- 同僚は皆、本当に優秀で良い人ばかりだ。○○さんが苦手なことは自分が率先してカバーしよう(自分がされたことを組織に循環させる)
この「彼」は同一人物です。
自己承認していない上司たちは、問題が起こったり、思い通りに部下が成長しない場合でも、「自分が部下たちを承認できていないことが原因ではないか?」とは、ピンと来ません。
なぜなら、「人を承認していない自分」に違和感を感じないからです。
But no one can force them to change their minds.
自己承認・他者への承認を当たり前の習慣にする
なぜ人をありのまま承認しない自分に違和感を感じないのかというと、承認が自分の中の当たり前・習慣になっていないからです。
「頭の中だけで、必要だと理解していること」に留まっているからです。
ですから、承認が自分の中の「当たり前」になっていることが、とても大切なのです。
◆承認を当たり前の習慣にする
若い内から、相手をありのまま受入れる承認を、自分の当たり前にすることが大切です。
- 歯を磨かずに外出したら、違和感を感じるように
- 準備体操をせずに試合をしたら、体が違和感を感じるように
相手のありのままを認めていない自分がいたら、自分に違和感を感じてください。
歯磨き、準備体操と同じように、承認を自分の習慣・当たり前にしてください。
そのためには、自己承認を完結させるしかありません。
自分の良さも欠点もありのまま認め、受入れ、自分を大切に扱い、可能性を信じることです。
自己承認できないには理由がある
ここで忘れてはいけないことがあります。
「自分を認める」「受入れる」「可能性を信じる」ための方法は、
- 自分をなんとか認めようとすることではない
- 自分を受入れようと頑張ることではない
- 自分の可能性を信じようとすることではない
自分を認められない人に対して、「自分を認めて!」と言っても、自信がない人に対して、「自信をもって!」と言っても、何も変化を生みません。
認められない理由、自信を持てない背景に関心をもたず、「認めて!」「自信をもって!」などと言っても、言われた人は、
- 認めたくても認められない
- 自信をもちたくてももてない
- 簡単に言わないで
などと思っているかもしれません。
自己承認していないのには、必ず理由があります。
「自分を認めてごらん!」「うん分かった!今日から認めるね!」などと簡単に解消するようなものではありません。
理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
【人が自己承認できない理由】
◆自分の良さに目が行っていない
- 多忙さ、ストレスなどが膨大であれば、自分の良さなど見えるものではありません(例:真っ赤な目立つ車さえ、濃霧の中では見えません)
- 自分の良さより欠点に目が行きがちで、そこには謙虚さ、自信のなさなどが影響しているかもしれません
- 人から、自分の良さより欠点に目を向けられてばかりいた経験が多いのかもしれません
- 自分の良さを誇りに感じてはいけないという圧力を継続的に感じていた過去があるかもしれません
- 過去の失敗で得た心の傷が深いために、新たな情報を取り入れることを恐れ、視界・視野を狭めているのかもしれません
いかなる理由があったとしても、それは、思いやり、寄り添うに充分足る事柄ばかりだと気づくと思います。
Not to force them, but to…
自己承認する方法
それでは、自己承認する方法を確認しますが、冒頭でお伝えした通り、自己承認は主体性を確立するための1つのStepです。
Step.1 自己理解 ▶▶▶ Step2.自己承認 =主体性の確立
自己承認は、自己理解と平行して行うことで可能になります。
ですから、自己承認方法を理解するということは、主体性の確立方法を理解するということです。
この2つのStepは大切なので、じっくりと向き合うことが必要になります。
◆自己承認し、主体性を確立するために必要な3つのこと
- 自分をありのまま認めるに足る情報を得る【自分を知るシート】
- 自分に自信をもつに足る自覚を集め、良い所を見る【自覚をためるシート】
- 成長サイクルに入る
Step.1 自分をありのまま認めるに足る情報を得る【自分を知るシート】
まずは、自分を知ることです。
良いことも、欠点も、自分を丸ごと知る、そして、今もっている能力や特技が手に入っている背景に対して理解を深めます。
以下のシートを参考にご紹介します。
◆自分を知るシート【主体性の確立Step.1】
~自分を知るに足る情報を集め、全てが今に繋がっていると知る~
このシートのポイントは、以下シンプルな3点です。
- 自分を知り、良い所に目を向けること
- 自分の特徴や苦い経験全てが、価値感の形成や特技に繋がっていると知ること
- 自分だからこそできることがあると知ること
【シート解説】
◇「1.自分の性格」
- 長所と短所を挙げ、それぞれにつき可能な範囲で、それらの長所・短所が手に入った「背景・理由」を挙げる
- 長所が少なくならないように、なるべく多く挙げてみる
- 長所か短所か迷ったら、両方に書く
◇「2.自分の価値感」
- 自分が良いと思う価値感や考え方、好きな言葉などと、苦手な考え方などを挙げる
- 良いと思うまではいかなくても、ふと気に止まるもの(例:言葉、人の態度、音楽、場所、活動、ニュースなど何でも)
◇「3.実現すると嬉しいこと=ビジョン」
- 2番で挙げた自分の価値感や考え方に基づき、自分や世の中に関して実現すると嬉しいと思うことを挙げる
◇「4.自分の特技・人と違う特徴・感性」
- 1番の「長所」との重複もあるかもしれないが「特技・人と違う自分の特徴」を挙げ
- 1番の「短所」を「長所」へ変換してみる(「緊張しやすい」→「感受性が高い」など)
- 自分がこれまでに得た幸せも挙げる
- 特技は、人より少ない努力でできることや、やっていて楽しいこと・熱中することなど
- 人との違いは特技・特性・長所として位置づける(「人と話が合わない」→「独特の感性」→長所)
- 特技が身についた背景を、1番の右欄「長所・短所を手に入れた背景・理由」から矢印で繋げる
- 可能な範囲で、1番の右欄「背景・理由」の多くから4番へ矢印を繋げてみる
◇「5.自分にできること・やってみたいこと」
- 4番の特技を活かし、自分だからうまく出来るかもしれないこと、やってみたいことを挙げる
◇「3.実現すると嬉しいこと=ビジョン」へ戻る
- 実現すると嬉しい世の中の幸せへ繋がる仕事などのために、自分の特徴が活かされていることを改めて確認する
- 現実的には自分の特徴が活かされていない仕事をしていたとしても、ビジョンを眺めてみる
このように自分を理解することは、何を生み出すのでしょうか。
◆自己承認のために自分を知ることによって得られる3つの効果
1.自分の特徴や人生の全てに意味があったことに気づき、自分を大切にし、認めやすくなる(自己肯定感)
➡ 外的要因によってではなく、内面から湧き出る幸福感を得やすくなる
➡ 他者の特徴にも意味があることを理解し、他者をありのまま認めやすくなる
2.自分以外の人にも同じように特徴・価値感・経験・思いなどがあると気づく
➡ 他者への寄り添いへ繋がる
3.全ての経験が将来へ繋がると気づく
➡ 他者の成長を信じる力へ繋がる
簡単に言えば、心が満たされる効果(幸福度)と、相手との心の距離が近くなる効果があります。
これは、多様性の理解や協調性を養う上でも、欠かせない土台になります。
Step.2 自分に自信をもつに足る自覚を集め、良い所を見る【自覚をためるシート】
自分を知った後、手を止めてしまうと、自分を信じられず、他者を認められない元の状態に、簡単に戻ります。
継続して、承認欲求を満たす自覚を集める作業を行い、自己承認を深めることが大切です。
承認欲求を満たす自覚とは
承認欲求を満たす最強の方法は自己承認ですが、自己承認とはつまり「自分に価値と可能性があるという自覚を増やす作業」です。
まず、自分の中から以下の自覚を引き出します。
- 「自分には価値がある!」という自己肯定感
- 「自分には可能性がある!」という自己効力感
同時に、他者との関わりによって得られる以下を上記の自覚へ繋げます。
- 「自分は人の役に立っている」という自己有用感
(➡だから自分には価値と可能性がある/自己肯定感・効力感へ繋がる)
- 「自分は周りの人から認められている」という他者による承認
(➡だから自分には価値がある/自己肯定感へ繋がる)
そうして集まってきた自覚は、承認欲求を満たし、その上の欲求「自己実現」を大きく下支えする存在になります。
自覚を引き出す際の視点
自覚は、それぞれ以下のような視点で引き出していきます。
◆自己肯定感
- 過去積み重ねた時間や経験を大切に感じる
- 自分の課題や欠点に意味がある/改善できる/改善したいと感じる
- 自分の存在/行動の価値を自分自身が評価できる
◆自己効力感
- 自分の特徴を能力だと感じる
- 自分が目指す/叶えたい理想が良いものだと確信がある
◆自己有用感
- 役に立てた
- 任された
- 頼られた
- 実現できた
- 気づけた
- 関われた など
◆他者による承認
- 大切にされた
- 自分といると楽しそう
- 褒められた
- 心配された
- 評価された など
自覚をためるシート
【自覚で心を満たすシート】について解説します。
◆自覚をためるシート【主体性の確立Step.2】
~自分に自信をもつに足る自覚を集め、良い所を見る~
- 【赤枠】まずは自分の中にある自覚を書き出します
- 【茶枠】次に、自分が他者との関わりにおいて感じた自己有用感を書き出します
- 【緑枠】次に、周りの人から認められた/大切にされたなど他者による承認を書き出します
- 【赤枠】最後に、再度赤枠へ戻り、2と3で挙がった事柄を、自己肯定感と自己効力感へ繋げます
前述の「自覚で承認を満たす際の視点」を参考にしながら書き出しても良いと思います。
【各項目の解説】
◆自己肯定感「私に価値がある理由」欄
- 出来る限り、内面的な特徴などを書きましょう
- たとえば、「前向き」「成長できる」「正義感がある」「世の中の幸せを願っている」「○○に強い/詳しい」など
- たとえば、「○○に合格した」という事柄は、「○○に合格するほどの努力できる力・継続する力・諦めない強さがある」というように、内面的な特徴へ繋げて終えます
- 他人と比べる必要はなく、自分が”これは自分の価値に当たる”と思ったことは全て書き出します
◆自己効力感「私には可能性がある理由」欄
- 自分のビジョンが「世の中や社会など他者の幸せを願う段階にある場合」(⬅「ビジョンの種類」)は、そのビジョンを抱いていること自体が自分の価値に当たるので、当欄に書いてみましょう
- 自己肯定感で挙がった自分の特徴全ては、何かのために役立つ多くの能力なので、当欄に書いてみましょう
◆自己有用感「私が人の役に立つ/立っている理由」欄
- 自分が過去人から言われた感謝の言葉や、自分を評価していると感じた他者の言動、自分だけが気づいている「自分が密かに役に立っていること」などを書き出します
- 書き終わったら、最後に「だから、私には価値と可能性がある」と呟き、赤枠の「自己肯定感・自己効力感=自覚」へ繋げます
- たとえば、自己有用感に「皆が助かるよう○○をした」と書いた場合、最後に、赤枠内に「皆が助かることを行う思いやりがある」「皆のためになる行動に気づく力がある」「人のことを考えて動く心がある」などと内面的な特徴を書き足し、自己肯定感や自己効力感へ繋げます ※この作業が重要!!
◆他者による承認「私を認め、大切にし、必要とする人たち」欄
- 同じような人間関係にいても、数多く書く人もいれば、ペンが止まってしまう人もいるでしょう。捉え方の違いなので、無理して数多く書こうとする必要はありません
- 現時点で挙がった自己有用感や自己肯定感を得る過程で関わった人は、「自分という人間を認めている人/受入れている人」として当欄に書いても良いかもしれません
- 自覚を集めていく過程で、可能であれば書き足していけば良いですが、自分を必要とする人たちがいることを自覚していなくても、自分に価値と可能性があることに変わりはありません
- 書き終わったら、最語に「つまり、私には価値がある」と呟き、赤枠の「自己効力感=自覚」へ繋げます
「自己有用感」と「他者による承認」は、「自分の中から生まれる自覚」を後押しする存在です。
「自己有用感」「他者による承認」だけに頼り承認欲求を埋めることは難しく、必ず「自分の中から生まれる自覚」が必要になります。
【自覚を集めるポイント】
- 頭の中だけで自分の価値などを留めておくより、文字にして可視化することの効果は、比較にならないほど絶大です!!
- 自覚は、仕事の成果だけはなく、人と楽しく関われたこと、誰も気づいていない自分だけの行動など何でも
- 自己承認力が身につくまでは、自力では多くの手応えが集まらないかもしれません。可能な限り、他者による承認(評価)を探ってみましょう
- 一つの事柄の良い面と課題となる面の両方に目を向けてみる
- 課題となる所には目をつぶるのではなく、これから進化していく前提と捉えてみる
- 課題に見える所に実は潜んでいる良い面に気づいてみる
- 課題に改善が必要と自分が思った場合は、成長し課題が解決した暁には、良い面がパワーアップすると捉えてみる
- 全ての事柄を自覚(自己肯定感・自己効力感)へ繋げながら、可能な限り、関わった人や起こった出来事に対して感謝の気持ちをもってみましょう
- たまに「自己承認シート」へ戻り、「ビジョン」や「やってみたいこと」欄を育てていくと良いでしょう
集めた自覚は、事あるごとに、自分が戻ってくる場所になるでしょう。
何か悪いことが起こったら、自覚へ戻り落ち着いてから必要な行動を起こすようにすると、「不安や焦りから生まれる行動」が減り、生産的な行動習慣に繋がるでしょう。
何か良いことが起こったら、「待ってました!」とばかり自覚へ繋げていくと、承認欲求は豊富な自覚で満たされていき、持っている力全てを「自己実現欲求=目標達成や人のため」に使え、高い成果に繋がるでしょう。
集めた自覚は宝です。毎日のように眺め、どんどん追記や改訂をしましょう。PC・スマホから離れ、お茶でも飲みながら。
Just start with making time for yourself.
ここでも、大切なことは習慣化です。
◆自己承認を当たり前の習慣にする
帰宅後の手洗いが習慣になったのは、同じ行動を毎日繰返したからです。自己承認を、自分の当たり前にすることが大切です。
- 自分を知り、良い所に目を向ける
- 自分の特徴や苦い経験全てが、価値感の形成や特技に繋がっていると確認する
- 自分だからこそできることがあると知る
このように考えることを習慣にしてみましょう。事あるごとに、練習するということです。
Step.3 成長サイクルに入る
最後に、成長サイクルに入るよう意識します。
成長サイクルとは、
- 起こる全てのことを成長へ繋げるサイクルです
- うまくいかないことの原因を自分以外に見出す習慣を止めます
- 自問自答によって、自分の中に答えを見出す習慣をつけます
以下記事にて解説しています。
周りの人にできること
自己承認し、自己肯定感を高め、自分に向き合い可能性を引きだそうと頑張る人のために、周りの人ができることは以下3つです。
- 本人の良い所を見つけ、伝える
- 本人の課題や欠点より、良い所へ意識を向け切る!!
- 自分自身が自己承認を完了し成長サイクルにある
1.本人の良い所を見つけ、伝える
自己承認不足の人、自己肯定感が低い人は、自分の良い所を見つけることが苦手です。
周りの人が見つけ、可能な限り伝えてみましょう。
そして、本人が自己承認習慣を身につけられるよう、事あるごとに、物事や自分の良い面に目を向け、全てが自分の能力や魅力・より良い未来に繋がっていると考えるため、可能な範囲で寄り添いましょう。
- 相手の良い所に目を向ける
- 相手も成長過程にいると理解する
- 課題や欠点は「現時点での」と捉える
- 相手の言動に疑問を感じたら、その思いを知る
- 相手の中に潜む可能性を信じる
- 相手を大切に思う
2.本人の良い所へ意識を向け切る!!
課題や欠点は、周りの人から指摘されるより、本人が自ら気づき、克服しようと思えることが最も効率的な成長へ繋がります。
「あなたは○○が本当に得意ですね。あとは、✖✖ができれば言うことないですね。」など、後半の余計な言葉は飲み込みましょう。
このような言葉が指導・愛情と捉えているのかもしれませんが、本人の自発的な課題発見と解決の機会と経験を奪っています。
目の前の人は、あなたが思っている以上に、能力高く、成長したいと望んでいます。本人の可能性を信じましょう。
信じられず、ついポロッと注意や指摘が出てきてしまうのであれば、あなた自身が自己承認不足で、自分の可能性を信じ切れていないのかもしれません。
3.あなた自身が自己承認を完了し成長サイクルにある
あなたが関わる後輩・生徒・子供の自己承認を助け、自己肯定感を高めるサポートをするには、以下が大切です。
- あなた自身が自己承認し、自己肯定感を高める
- あなた自身が成長サイクルにある
言葉多くサポートし、声掛けすることではなく、自己承認を完了した経験をもち、自己肯定感が高く、成長サイクルにある人との関わりが何よりのサポートなのは、言うまでもありません。
ですから、たとえば、
- 良質な社員教育を行う会社では、研修はまずトップから受けます
- 勉強好きな子供の親は、同じように勉強好きであることが多いです
- イキイキと働きたいと夢見る子供の親は、ビジョンをもちイキイキと働いているものです
自分や他者をありのまま認める「承認が当たり前」という人々によって、より良い未来は創られていくでしょう。
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