【学生たちへ】⑲高いチーム力を作る要素
※コラム【学生たちへ】は、これからの未来を創っていく若い方へ向けて書いています。
私は、グローバル人財基盤形成教育を行っているHiranoです。
どのような環境にいても、自分や仲間の魅力や能力を最大限に活かしながら、
実際に社会で活躍している人たちが持っている要素を分析し、教育に活かしています。
そんな私が、生徒や先生、保護者、社会人の受講者と関わる中で気づいたことを、コラムで紹介しています。
今日のテーマは、「高いチーム力を作る要素」です。
高いチーム力を作る要素
前回のコラムで、「チームの力」「チームで成長する意識をもつ」について紹介しました。
今回は、高いチーム力=強いチーム を作る要素について考えてみたいと思います。
高いチーム力とは、ひとりひとりの能力が高いことと、チームの仲間同士がうまく関わり合う状態から生まれます。
これにはいくつかの要素が必要です。
①【当事者意識】チームを築き上げる「担当者」
質問です。
強いチームを築き上げる担当者は誰でしょうか。
先生、先輩、チーム内の「誰か」ですか?
学級委員長、リーダーシップがある生徒ですか?
いいえ、違います。
そのチームの中にいるひとりひとりです。
先輩も、後輩も、先生も、あなた自身も、チーム内に存在する全ての人が、
強いチームを築き上げる担当者です。
年齢、経験、役割、国籍、性格など関係ないのです。
全員が「強いチームを作る担当者は自分だ」という当事者意識を持つことが大切です。
②【安定チームの要素】高いチーム力を生む要素
当事者意識の他に、チームの仲間同士がうまく関わり合う状態、
つまり強いチームを作る土台を築くために大切な要素があります。
それは以下の「安定チームの要素」です。
これは、チームの種類には関係なく、スポーツのチームにも、仕事のチームにも大切な要素です。
ビジョンの共有 | 同じ理想へ向かって共に力を尽くす同士と足並みを揃える |
感謝 | 仲間や会社の存在があるからこそ自分の働きがある |
尊重 | 自分に考えや気持ちがあるように仲間にも大切にしたいものがある |
配慮 | 仲間の頑張りや気持ちを自分事のように大切に思い心を配る |
おもいやり | 仲間の働きやすさや幸せのために自分にできることを考える |
支え合い | 仲間の働きやすさや幸せに繋がる行動を積極的に見つけ出し行う |
PDCAサイクル | 仕事の品質を高めるために考え動くことが当たり前という風土 |
これは、社会人が意識して養おうと考える要素を記しているので、分かりにくい言葉も出てきたかもしれませんね。
でも、このコラムを読んでいるみなさんは、充分理解できると思うので、そのままの言葉を使っています。
上の表を見て、あなたのチーム(ビジョンを支え合う仲間/クラス/部活など)において、
上記の要素を意識した関わり合いをするとしたら、どのような意識と具体的行動が考えられますか?
強くしなやかなチームを作る
これから、あなたのチームを、強くしなやかなチームに育てていきましょう。
特に方法はありません。
前述したような要素を意識しながら、チームの成長に繋がるとあなたが思ったことを提案したり、
仲間の考えを聞いて、あなたたちのチームを作っていきましょう。
チームの成長に繋がるためにできること!!
以下の目標と行動目標について、自分なりにチームのことを考えてみましょう。
【目標】こんなチームにしたい!こうやって仲間で成長しあいたい!
【具体的方法】そのためにこんな行動をする/こんなルールを決める など
仲間を動かそうとか、変えよう、という視点ではなく、自分ができることにフォーカスしましょう。