【国家の品格】リーダーの人間性/外国人労働者への敬意と行動

あなたの「国家の品格・リーダーの人間性を見抜く基準」

【国家の品格】リーダーの人間性/外国人労働者への敬意と行動

日々暮らしていて目に入る企業、どこかの国、人々、主張、政策、方針、商品・・・あらゆるものを、私たちは何を基準に見るのでしょうか?

自分にとって面白いか、有益か、そして、「いいモノ」か。「いい」「好感がもてる」「支持できる」、または、「望ましくない」「支持できない」。

心の中でその判断を下す際の基準、あなたにとっては、どこにありますか。

 

新型コロナ感染拡大により、多くの命が奪われ続けています。

進んで外出制限を受入れる人もいれば、経済的な不安と葛藤しながら優先させるべきものを常に見失わない自分でありたいと考え、自粛を受入れる人もいれば、経済活動再開の重要性を訴える人もいれば外出自粛はやり過ぎだという人もいます。

 

それぞれが、自分なりの安全・正義を基準に判断している行動です。それぞれが、人によって、経験値によって、知見の深さによって、守るべきものの重さによって、視野の広さによって、視点の高さによって、精一杯判断した結果なのだろうと思います。自分との違いはあるでしょうが、非難の対象ではありません。

つぶやき★コロナに学ぶone team

 

ただ大切なことは、あなたは何を基準に「良いモノ」「これからの世の中に求められるモノ」を判断するのか?ということだけです。

外国人労働者に対する仕打ち

私は、過去国際線CAをしていました。約18年勤めたANAを退職する際のラストフライトは、大好きな国・シンガポールでした。気候、人々、食事、習慣など、私にとってはお気に入りの国のひとつでした。今でもそうです。シンガポールという国も、人々も、好きです。

しかし、一点、私の心に留まっていることがあります。それは、シンガポールにおける、外国人労働者の扱いです。合理性を追求するシンガポールでは、一般社会と隔絶した狭い寮に外国人労働者を押し込めるやり方が、長年機能しています。

シンガポールでは、新型コロナの感染者の9割もが、狭い寮に住む低賃金の外国人労働者です。これ以上のクラスターを防止するため、シンガポール政府が新型コロナウイルスの感染者が急増する外国人労働者の待遇改善に乗り出しています。

 

日本でも、同じような環境で働く外国人労働者が、まだ大勢います。経済的な理由で外国人労働者を雇っているのですから、これまでは当然と見なされてきた現実です。その現実をすぐに変えることが容易ではないことも理解できます。

 

しかし、

国籍によって、住環境が劣悪でも、許される場合がある。

国籍によって、同一労働が半額以下の賃金でも、許される場合がある。

国籍によって、業務中の怪我の手当を、受けられない場合がある。

国籍によって、些細な自由も、叶えられない場合がある。

国籍によって、敬意を払われず、尊重されない場合がある。

Is that the world we really want to live?

外国人に対する敬意は、世界中で高める必要があります。

 

基準はシンプル

大切だと思う基準。

  • それは、その人・その国・その会社・事業が、自分以外の人のことを、自分や自分の家族のように大切に考え行動しているかどうか?
  • 一生会うこともないであろう、地球の裏側の見ず知らずの他人の幸せや痛みを思い、行動しているかどうか?
  • 自分以外の人の権利・人格・存在・価値・心を、自分のもののように尊重し受入れ、心を配っているかどうか?
  • そして、他者を思い行動するとき、その他の人を傷つけ批判していないかどうか?

 

  • そのリーダーは、自分の家族がそこにいても、武力侵攻をするのか。
  • そのリーダーは、自分にとっても不必要な自由だから、国民からも奪うのか。

 

このような基準で周りを見るとき、その人・国・会社・サービス・商品・組織などが持つ品格が、支持できるか・ついて行けるか・豊かさを流すべき対象か、私は判断しています。

 

価値は創り、導く

企業は、これから「世界から選ばれる価値」を提供する必要があります。

特定の顧客のニーズを満たしながら、同時に、その他の人や社会の発展を後押しする存在の企業が求められています。これは今までは、「理想」と思われてきました。 

しかし、お客さまや社会から選ばれ続ける真の価値を提供することが、これからの時代で生き残ることになると思われる以上、それは「理想」ではなく、「必要」なこと、企業・人によっては「必須」に値します。

そして、「お客さまや社会から選ばれ続ける価値の提供」を実現するための必須要素のひとつが、「相手のことを自分ごとのように思い、行動する姿勢」なのは言うまでもありません。

 

ここから価値が生まれるのでしょう。ここから価値を生み出していくよう、基準を変化させ、導くことが大切です。

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