【周囲の役割】結果が出せなくなったリーダーたち 原因と対策
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【周囲の役割】結果が出せなくなったリーダーたち 原因と対策
様々なリーダーと関わらせていただく中で見えてくるのは、今、結果が出せなくなってきたリーダー達です。
リーダーたちの原因追及
結果が出せなくなったことを自覚するリーダー達はあまりいませんが、物事がうまく行かなくなったことの原因追及は重ねているでしょう。
- 環境が変わった
- 世の中の価値感が変わった
- 部下の質が低下した
- 求められる仕事が変わった
- 経営陣が変わり組織のルールが変わった
- 従業員の意識が低い etc…
今のリーダー達は、これまで社会に大きな貢献をしてきた人達です。
彼らの働きの上に社会が成り立ち、私達が暮らしています。
彼らの今日までの積み重ねに感謝します。
そして、ご自身の長年の働きを労い、認めていただきたいと思います。
力・意識の分散
私が、成果が出せなくなってきたと自覚しているリーダー達と話をして必ず感じることは、「力・意識が、非常に分散している」ということです。
集中すべきコトに集中できていない現実と、更には、集中すべきコトが見えていない内面です。
ビジョンの質
まず、ビジョンの質が低いです。
欲を叶えるためのビジョン、自分ファースト、利己主義は、もう発展していません。
「成果が出る」の定義を見直してみてください。
ここを早急に乗り越える力が残っていない場合は、ポジションを譲ってください。
良質なビジョンを抱く後進に。
ビジョンと現実のギャップ
次に、ビジョンがあったとしても、現実とかけ離れ過ぎています。
ビジョンが絵に描いた餅に終わっている理由は、身動きが出来ない現実に身を置いているからです。
不要なモノを抱えすぎています。
- ビジョンに通じない仕事
- 理想に力を注げないスケジュール
- ビジョンに生きる前に埋めなければならない内面的な問題
- ビジョンに反する人との積極的な人間関係
- 評価や名誉を欲するエゴ
これらのモノが道を占領しています。
その結果、理想に通じるモノ・時間に集中できなくなり、それらを手放しています。
だから、評価が得られないのです。
だから、揉んだはずの案に、他者が価値を見出せないのです。
だから、約束を忘れ、意識を疑われ、同僚や顧客から信頼を失っているのです。
これが「成果が出せていない」ということです。
現実を理由に理想を手放す人が、これから成果を生み出せる訳がありません。
ビジョンを叶えることに「プラスに働くモノ」に絞った環境に身を置くこと、これが、成果を生み出す人の常識であり、ビジョンに徹し生きるということです。
⇒「【ビジョンに徹する】4段階のビジョン意識」記事はこちらから
現実問題
ここで必ず聞こえる言葉は、「でも現実は・・・」です。
成果を出せなくなってきた人は必ず、「でも現実は・・・」と言います。
その現実は、自分が時間を掛けて過去積み上げた成果物です。
現実を言い訳にするのは、自己責任で生きていない証拠であり、ビジョンを叶える気がそもそもない証拠です。
あなたの周りで、その台詞を聞けば聞くほど離れていく人物は、志高い優秀な人材です。
だからチームが力を失ってきたのです。
ビジョンを抱き、現実に押し潰されないように理想を追求しようとしている人たちは、どのように「でも現実は・・・」を乗り越えようとしているのでしょうか。
⇒「理想を現実にする最も確かで持続可能な方法」きじは記事はこちらから
背負っているものがある
そしてもう一つ良く聞く言葉は、「背負っているモノがあるから」です。
その強さのお陰で、社員や家族が笑顔で暮らせました。
その責任感のお陰で、社会が成り立ってきました。
しかしそれは、必ずしも理想を手放すこととイコールではありません。
物事は変えられないと思い込んでいるのではないでしょうか。
家族や社会に貢献してきた自分の力を、あなた自身が信じていますか。
リーダーの自己承認が完結しているかどうかは、これからの時代、組織の成果に影響するでしょう。
⇒「自分を認め、受入れ、可能性を信じているか/自己承認と他者承認力」記事はこちらから
リーダーが向き合うと良い2つのこと
今、リーダーが向き合った方が良いことは2つです。
- しっかり立ち止まり、ビジョンとエゴを見直し、自分を信じ、不要なモノを排除する力=ビジョンに徹する力を養う
- 成果が出せなくなってきたと自覚する謙虚さと、今から成長するその背中を、後進たちに見せてあげる
無自覚なリーダーの周りにいる人の役割
本記事の本題は、ここからかもしれません。
成果が出なくなったリーダーについて色々と解説しましたが、このような記事が当のリーダーたちの目に止まることはほとんどありません。
ほとんどのリーダーは、成果が出なくなったことに無自覚だから、または、原因が自分にあるとは思わないからです。
成果がでなくなったリーダーたちがGoogle検索しているワードは、「部下、協調性、対策」「部下、コミュニケーション、対処」などでしょう。
自らのビジョン意識を高める
尊敬できないリーダーのもとで働くことが、どれ程辛いか分かります。
声を挙げることを無意味に感じる組織に身を置くことが、どれ程あなたの力を奪うか分かります。
しかし、あなたの役割は、リーダーを変えることではなく、あなたや仲間の能力が成果へ繋がるよう考えることだと思います。
「成果を出そうと思うから、リーダーを変える必要がある」という考えは、正義感に溢れていますが、成果への近道ではありません。
もしあなたが、
- 自分の居場所はここだ
- 自分は自分や仲間の能力を活かし、イキイキと働く
と決めているのであれば、今のあなたが一番に向き合うことは、自分の主体とビジョンです。
「リーダーを変えること」ではありません。
批判・悪口を封じる
もし、リーダーについて批判的な感情をもっているのであれば、その気持ちは丁寧にほぐし、批判をやめた方が良いです。
批判からはもう何も生まれませんし、力による団結も理想の変化を生み出せません。
リーダーがたとえ傲慢だったとしても、そこに気がついているご自分の冷静さを活かし、「持続的に成果が出る組織創り」から逆算して立ち回ってみてください。
▶YouTube「これからのカッコいい組織」動画はこちらから
What are you struggling to protect? What are you fighting to prove?
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